本請求に添えた、宮崎会長のメッセージ

2002年 8月 7日
かずさ四市合併を考える署名活動の会
会長  宮崎 洋史

 私達や、私達の子孫がこの地域に住み続け、本当に住み良い街であるためには、今市民として何を成すべきなのかを考えたときに、古くから繋がりが有り生活圏を一つにするかずさ地域(木更津市・君津市・富津市・袖ケ浦市)の四市を一体に捉え、行政の確固たる基盤づくりとして、次世代への夢のある郷土づくりとして、また地域経済活性化への起爆剤として、四市の合併を公の場で検討することが必要であるという思いに達しました。
そして、志を同じくする、かずさふるさと塾・ふるさと広域住民会議・(社)かずさ青年会議所の3団体と多くの有志により平成13年11月24日に「かずさ四市合併を考える署名活動の会」を設立し、合併特例法に規定された住民発議制度によって、四市の合併を検討する場を設けるための運動(合併協議会設置のための署名活動)を開始しました。
地方分権のいう地域の自立・自己責任は、住民一人ひとりの自立・自己責任を求めています。国による行財政改革を今後の地域の自立と活性化へと向けられるのは、地域の住民一人ひとりの意識ある行動以外には不可能ではないでしょうか。そのような思いを込めてこの運動を進めると同時に、運動に携わる一人ひとりがこの故郷の将来について考えていただくことを期待して、活動してまいりました。

 「私はあまり知識のない者ですが、今回のこの活動につきましては10年後、20年後にこの町がよくなるために「市民としてどんなことが出来るか」というところですかね〜。とてもいいことではないですか。
この活動に携わっている方々は、お金がどうのこうのなんてあまり考えていないのでしょ。昔ながらの君津郡市が良くなるためのひとつの方法に合併も考えられるてなところでしょう。
人として、この地域に住んでいる市民としてみんなで考えることは必要ですよ。考えてだめならしょうがない。個人や一部のことしか考えられないことはなんとも悲しい。こんなことじゃよくなりませんよ!
もっと人間らしい行動をお願いしたいものです。」

 「お忙しい中、貴重なお時間を頂戴致しました。本当に有難う御座いました。沢山の方とお会いし、人生観が一寸変った気がします。人間は生き物の中で、最低の生き物であるが、最高の生き物でもある。という某倫理学者の言葉を、しみじみ感じた1ヶ月でした。色々な事が有りましたが、今思えば、<有難う>というお礼の気持ちでいっぱいです。本来なら、お伺いしてお礼を申し上げるべき所、HP上で申し訳ありませんが・・・。本当に有難う御座いました。ご協力、厚く御礼、感謝申し上げます。
地域柄というのはとても小さな単位でもあるのですね。本当に不思議でした。ある地域では冷たい方が多い。ある地域ではご署名頂けただけでなく、「頑張ってね」「お疲れ様」「大変でしょう」「ご苦労様」等の言葉をかけて下さる。ある地域では問題意識をもたれている方が多い。等等。集落単位でほぼ同じというのは驚きでした。(中略)
この一ヶ月間は本当に中身の濃い一ヶ月でした。沢山の色々な方々に出会えた事は、私にとっていい勉強になり、人生経験にもなりました。署名運動をさせて頂けた事・・・感謝致します。
この一ヶ月、出逢った皆様、本当に有難う御座いました。」

 これらは署名の会のホームページに寄せられた意見の一部です。この活動を通して地域社会に目を向け始めた市民が確実に増加し、市民の元気はこのかずさ地域を「自らの誇れるまち」に変えたと思います。
私達は合併により生じるメリットは大きいものと考えていますが、デメリットが存在することも理解しています。そのためには合併協議会を設置して、この地域の将来について真剣に検討し、市民に情報を開示することが必要であると思います。
四市の議員の皆様には、55,617名という有効署名の数と、この地域の5人に1人以上が協議会の設置を真剣に求めて行動したという事実を重く受け止め、議決していただけるよう望んでいます。