解散総会後に発表された会長メッセージ

かずさ四市の皆様へ

合併特例法に基づく住民発議制度を利用した四市法定合併協議会設置請求は、かずさ四市の皆様の多大なご協力により、地域有権者の二十一%を越える五万五千六百十七名の署名を収集することが出来ました。六月の署名期間だけに留まらず、物心両面のご支援を賜りました四市の皆様には心から感謝を申し上げます。

しかしながら、一市の議会の否決によりその目的を達成するには至らず、私どもの力不足を改めて感じているところであり、皆様のご期待に添えなかったことに対して心よりお詫び申し上げます。

可決頂きました富津市、木更津市、君津市の市議会議員の皆様、また各行政の皆様には、広域行政を訴える多くの市民の声を真摯にお酌み取り頂き、三市での合併協議会設置に取り組んでいただくことを要望いたします。

会の目的である四市法定合併協議会の設置は、残念ながら実現できなかったものの、地方行政が大きく変わる中で市民としての責任を果たすことが出来たこと、またこの活動が多くの方々にとって地域の将来を身近に考える機会となったことは大きな成果でありました。この成果は市民運動の火種として、今回関わっていただいた人々の心に宿り、将来の地方分権社会を支える力の源となるにちがいありません。

私ども署名の会は、対象四市の決議が全て終了しましたので、解散をさせていただきます。解散後も今回の活動にて得た財産を大切にし、より良い地域の将来へ向けて新たな展開を考えてまいりたいと存じます。かずさ四市の皆様にも,様々な場面で引き続きご協力いただけますようお願いし,お礼の言葉と致します。

かずさ四市合併を考える署名活動の会

会長  宮崎洋史