実施日時 2007年(平成19年)7月1日(日) 09:30〜14:30 (09:25〜17:28)
 「緑と展望の鋸山の自然観察会」のテーマにて
2007年度の自然観察会を行いました。
 参加者は24名(塾生10、地元2、一般12)でした。

 私は巌根駅8:30の内房線下り列車に乗り出発。木更津・君津と参加者が増えた列車はJR浜金谷駅に9:25に到着しました。駅前で直ぐに受付を開始します。今回から保険代と次回案内の通信費として合計200円の参加費を頂き名簿に名前と住所を記載して貰います。
 受付終了後、地曳自然Gr代表の挨拶で観察会は開始されました。今回は植物の解説を石井さんから行って貰う事とともに、塾生であり天羽高校教諭の高梨さんより金谷の歴史や鋸山の地質等の説明をしていただくなど、内容の濃い観察会になっています。
 
 梅雨明け前の時期ですが時々日が射す曇天で、標高差のある観察会では有りましたが暑さによる不調を言うものも出ない、恵まれた天候の観察会でした。
 コースは地元有志の手によって整備が行われた車力道を登り、地球が丸く見える展望台で昼食を取り、石舞台を経由して関東ふれあいの道に出て観月台を通って下山するルートです。このコースでは日本寺の境内に入りませんから拝観料が掛かりません。また稜線に出た後の起伏が厳しい割に展望も得られないので鋸山の山頂には行かない事としました。これらの事は6月10日に6名で行った下見で決めています。なお、左の風景写真の2枚はその時に撮影したものを使用しています。
 
 鋸山は安房国境に位置するため暖系の植物が多く、木更津周辺に比べても植相が豊かな場所です。また、今のところ山ヒルの発生もなく、山頂で鳶が弁当を狙うこと以外は安心した観察を楽しめます。また石切場の景観も良い上に、今回はモリアオガエルを食べるヤマカガシなども見られるなど、様々に変化に富んだ1日を過ごす事が出来ます。自然観察会では石井さんが用意して頂いた鋸山で目に付く33種を解説した植物図鑑の複写資料も参加者に配布され、それ以外についても丁寧に説明が行われ、今回も多くの人がメモを取り、写真に収めていました。
 山頂への到着は当初予定より若干遅れた11:45でしたがその後は計画通りの行程で進み、14:30に浜金谷駅に帰り着きました。そこで解散となった後、浜金谷温泉で汗を流したり、駅前の食堂で有志による意見交換を行うなど、観察会後も充実した時間を送りました。特に今回参加者である地元の杜氏さんの作品(清酒聖泉)を海の幸と伴に味わう時間は心地よい一時となりました。
 その気持ちよい状況のまま17:28の内房線上り列車に乗り、巌根駅へは18:18に到着。全体行程が無事終了しました。

   
 
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鋸山自然観察会報告