実施日時 2008年(平成20年)11月01日(土) 08:00〜13:00 
 矢那川に咲く彼岸花の数は年々増えてきています。しかし、咲く場所に偏りがあることも気になると、自然Grの会議の際に意見が出ました。そこで、ここ3年間は冬の光合成促進のため除草作業をしてきましたが、本年は球根移植作業を中心に行うことにしました。
 
 学校行事との日程調整を行うと、今年は3連休の初日に事業を行うことになりました。そうなると収集したゴミを搬出するまで中2日も空くことになりますので市役所には土曜日ですがこの日の内に回収することをお願いしたところ、快く協力をしていただくことになりました。河川管理者である千葉県君津地域整備センターへの報告や、房総ファミリア新聞にボランティア募集の掲載、10月13日と26日に行った約5千個の球根確保、さらに当日のためイベント保険への加入と豚汁食材の用意を行い準備は終了して当日を迎えます。
 
 当日は気持ちよい快晴となりました。朝8時から事前作業として除草を開始しましたが、南側は青春ロードの会により事前に除草が済んでおり、作業的には楽でした。
 9時半頃から青春ロードの会や商工会議所の会員、さらには10月29日の房総ファミリアを読んで参加していただいたボランティアの方々と、第一中学校、第二中学校、太田中学校の生徒などが大勢集まりはじめ、総勢約160名の中で9:50より開会セレモニーを開始しました。
 市民まちづくり塾の説明、彼岸花という植物の解説、本日の作業内容等を自然Grのメンバーから説明し、各学校の先生方の挨拶を頂きました。さらに、11月24日に予定されている湾岸まるごとゴミ拾いの木更津市と富津市エリアのスタッフがPRをお願いしたいと言うことで、説明をして貰いました。もちろん本日の作業にも協力してもらいました。これらの説明が終わり、各学校区の範囲に解散して作業を開始しました。
 
 当日は房総新聞社の取材が入り、公民館行事で冒頭から参加できなかった地元区長も慰労に来て、さらに沿線の住民からアイスの差入れを頂くなど、長年の活動が評価されているのかと思うと嬉しくなります。
 範囲が広いのでゴミ袋が均等に行き届かないなどの問題も生じましたが、用意した球根も順調に移植が進み、太田中学区、第二中学区と作業が終了していきました。作業が終われば恒例の豚汁タイムとなります。ここで第一中学区が若干遅れを生じているようでしたので太田中学の生徒さんに学区外の範囲のゴミ収集協力をしていただきました。ゴミ袋の回収も午前中という事でしたが木更津市の職員には若干遅れても協力してもらいました。参加していただいた学校以外のボランティアの皆様も黙々と作業を進め、区切りの良いところで自主的に解散して行かれました。主催者としては充分な感謝を尽くすことが出来なかったことが反省されます。
 この様に多くの方々の理解や協力でこの活動が成り立っています。参加した生徒の皆さんには矢那川を窓口に地域全体の自然環境に対する意識を育んで貰い、ゴミのポイ捨てとか公共物に対する落書きなどを忌み嫌う大人に成長して貰いたいと思います。
 
 全体作業は12時30分頃に終了しました。矢那川公園で準備した豚汁も計算したように過不足無く行き渡り、綺麗に後片付けを行い、事故もなく無事に8年目の活動を終了しました。
 
 記録表に戻る

矢那川の彼岸花移植活動(8年目)