清和笠石自然観察会報告 

実施日時 2012年(平成24年)4月15日(日) 09:30〜15:00
 「山の春を笠石に見る自然観察会」のテーマにて2012年度の自然観察会を行いました。
 参加者は35名(塾生6、一般29)でした。

 今回から数回前に来ただけでその後に案内を送っても連絡の来ない参加者には葉書を送らないようにしたことと、前日の雨で参加者が少ないと思っていましたが房総ファミリアによる告知が効果を発揮して8名の新規参加者が加わり、想像以上に大人数が『きみつ自然休養村直売所(君津市清和自然休養村管理センター)』に集合しました。
 受付で通信費と保険代として200円の参加費を頂き、地曳代表と石井講師からの挨拶の後、この日の行程の注意事項を伝え、登山口へ移動するための配車を決めて、観察会は開始されました。
 集合場所は広い駐車場の確保できる場所にしたのは、登山口であるフルーツ村入口に駐車場が少ないので、そこまでの約10分間は車で相乗りをして移動するためです。
 車を置いて歩き始めたのは9:50に成りました。小糸川の橋を渡るとフルーツ村に入り、管理された奇麗な花々とトライアルパイクのエンジン音が迎えてくれます。笠石への登山道が本日のバイクコースになっている関係で、本来は入場料が必要な施設の中央を通り抜けるコースで登ることになりました。本来の登山道コースは泥で滑ると危惧して用意したロープを使わなくて良くなっただけでなく、村の中の芝桜等の奇麗な風景が見えて、とても得をした気持ちです。
 フルーツ村の上部で登山道に入り、猿防止の扉から施設の外に出て笠石を目指しながら、石井さんによる植物の解説を聞き、山歩きは続きます。日差しが無くなれば風が少し寒く感じますが、全体的には快適な気候の中で山道歩きが続きます。
 本日の見所の笠石には11:30に到着し、天然の造形の素晴らしさに皆が感心します。そして少し歩き、寂光山の展望台まで至った所で近辺し昼食を取りました。
 
 休憩後、12:40に出発し、寂光不動方面に稜線を南下します。しばらく歩くと主稜線と別れ林道旅名線に降りる道が出てきます。そこを僅かに降りると広がって話が聞けるようになります。その少し先にある寂光不動前で休憩を取り自由に見に行っていただきました。林道工事で切り開かれた地層には断層の跡が明確で、植物以外も楽しみながら林道を降り、出発点のフルーツ村入口に戻りました。
 来たときと同じ車に乗車し、当初の集合地点である『きみつ自然休養村直売所』に戻り、15:05に解散しました。良い天気に恵まれた1日でした。
 
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