実施日時 2013年(平成25年)4月20日(土) 09:30〜15:00 |
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「真里谷津城址の歴史と自然の豊かさを探訪する自然観察会」のテーマにて2013年度の自然観察会を行いました。参加者は34名(塾生7、一般27)でした。
当日の天気予報が心配でしたが、雨の場合でも真里谷城の解説は聞く予定でしたので中止には成りません。幸い雨にはならずにすみましたので観察会もできました。
受付担当が体調を崩して欠席となり、対応に手間取るなどして開始が10分ほど遅れましたが、9時10分頃より富来田公民館にて岩根公民館副館長の稲木章宏氏により資料と映像を使って中世の関東や房総半島の情勢と真里谷城に関する講演が行われました。「馬来田」という地名は明治22年に万葉集を元に付けられたなど、個人的にも勉強になる事が多くありました。
講演後にこの日の行程の注意事項を伝え、通信費と保険代として200円の参加費を頂き、公民館から少年自然の家まで移動するための配車を決めて、現地観察会の部は開始されました。
最初に市野々曲輪(四ノ郭)の一杯水を見て、それから三の曲輪、二の曲輪、城山神社から主郭へと移動しながら南北700mに及ぶ大きな山城の昔を偲びます。調査が十分行われず、資料も無いので昔の建築物の様式や配置が判らない様で、復元もかなわないようです。
主郭の広場である千畳敷にて昼食の時間となりました。今回は歴史探求に重点を置いて、石井さんからの植物解説が若干少なくなり、物足りなく思われた方も居たようなので、午後の部は植物の解説を行いました。そして、城址を後にして車で妙泉寺に移動します。
妙泉寺では住職夫人と思われる方が親切にいろいろ 説明していただきました。梵鐘は県保存文化財で、刀傷があるという事です。ひびがあり危険なので外しているそうです。本堂も東日本大震災で傾いたようで、「かもい」にひびが入って倒壊を防いでくれたと夫人は云われます。
梵鐘については、奇特な檀家が新品を鋳造し、鐘楼とともに寄進してくれたものが外にありました。仏前のこの鐘は響きがよいと新梵鐘を叩いて聴かせていただきましたが、美しく長い余韻で心が休まりました。
車で集合場所であった富来田公民館に戻り、通算で第14回目と成る自然観察会は終了しました。
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