戸面原自然観察会報告 

実施日時 2014年(平成26年)6月29日(日) 09:30〜14:00
 「緑が滴る戸面原を歩く自然観察会」のテーマにて2014年度の自然観察会を行いました。参加者は朝の雨のためか21名(塾生6、一般15)と前年より少ない数でした。
 
 当日の早朝から雨が続いていて開催が心配されましたが、コースは富津市民の森として整備され、一部を除くと舗装道路で有ることや、天気予報では日中に回復することより観察会を実施する事になりました。
 案内にはJR上総湊駅からのバスも記載したのですが、スタッフだけが乗車している状況で終点の戸面原バス停に到着しました。なお、この先の鴨川に抜ける県道が大雨による道路崩落で通行止めに成っているため、カーナビでは迂回路を示された車も有ったようです。
 市民の森管理棟でお手洗いをお借りし、9時半より受付を開始したところ、前回参加者で事前に申し出の有った方が全員揃ったので、観察開始案内の10時より少し早めに歩き始める。少し行くと、追いかけてくる車が有り、房総ファミリアを見て参加を決めたという事で、車を駐車場に停めて来るまで少し待つ。
 時折小雨が降るが確実に回復基調にある天候の中、市民の森のBコースに従って歩いていきますので案内標識も明確で、豊かな植生の中で観察会は進みます。戸面原ダムには多くの釣客が来ていましたが、地元のスタッフに聞くと湖面の権利を持つ貸しボート屋がヘラブナ釣だけを許可しているようでボートやフローとの持ち込みは怒られるようです。また乾季には水を抜いてブラックバス等の外来種を駆除しているようです。宇藤木橋からは対岸にこれから登るパノラマ広場が頭一つ高く見えているので途中の自動販売機で水を買い足しました。
 湖畔を時計回りに1周してパノラマ広場への急坂に取り掛かります。ここが今回のコースの中で唯一舗装されていないところですが偽木で造られた階段も整備されており、結構歩きやすい階段状の道であったが、湿度は高く日も刺し始めたので汗が流れ始めます。
 再度、舗装道路に鳥居を潜って一登りすれば難読な訶具都智(カグツチ)神社の鎮座する展望広場に到着します。案内看板では富士山も見えるようですが、この日は三浦半島までしか見えていませんでした。それでも開放感が有り、便所まで設置されているこの場所で昼食タイムにしました。食事を終えて周辺を散策すると鉄塔側からは戸面原湖も見下ろすことが出来、遊具も多く設置されている充実された空間であることが解りましたが、天候が不安定なためか我々以外の利用者は来ませんでした。
 食事を終えたら舗装された林道を駐車場に向かって降りていき、青空が広がる中で第15回目の自然観察会を終了しました。
 
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