太田山竹取ものがたり 活動報告 

実施日時 2016年(平成28年)02月20日(土) 10:00〜15:00
 太田山竹取物語の3回目として太田山での活動を行いましたので概要を報告します。参加者は20名でした。
 
 今回は千葉県里山活動協定認定団体であるきさらづ里山の会の協力を得て「錬石窯」をお譲りいただき竹炭造りを行う事にしました。郷土博物館「金のすず」の協力を得て金鈴塚古墳出土品保存館の隣の広場に設置させていただく事が決まりました。炭焼き窯は、現在は使用していないものが勝浦市にあるという事で前日の19日の午後にスタッフ3人で制作者である錬石さんの元を訪れ、分解してトラックに積み込み太田山まで運搬します。錬石さんも勝浦から木更津まで足を運んで指導協力をいただき、夕方までに設置を終えることが出来ました。
 
 翌朝は午前中から雨になるという天気予報でしたが朝のうちは晴れ間も見えていました。スタッフは8時に集合し、竹の加工や幟の設置などの準備を行います。今回も多くの面で郷土博物館「金のすず」の石井館長と半沢副館長には大変お世話になりました。
 安西家前で受付を行い、午前10時より開会セレモニーを始めます。地曳代表による趣旨説明の後、窯の元に移動し、錬石さんより窯の構造や竹炭造りについての話を受けてから竹垣造りと竹炭造り、猪鍋製作の3班に別れて作業を開始しました。但し晴れ間が長く続くとは思えなかったので竹垣は準備を優先し、多くの参加者が竹炭作業に向かいました。
 
 ドラム缶を利用した「錬石窯」に竹を入れるために竹の運搬、60cmへの切り揃え、竹割りや節取り等を分担して行います。隙間無く竹を詰め込んだら蓋を載せ、上から土を被せて午前11時25分に火入れを行います。燃料用に細かく切った竹を窯口より入れて風を送ります。出てくる煙は最初は冷たく重く地を這いますが、暫く熱していると上に登り始めす。煙突へと煙を誘導し竹酢液も採取し始めます。
 所がこの頃より雨が強く降り始めてしまいます。交代で火の番をしながら猪肉の入った味噌汁やおにぎりを旧金鈴塚資料館でいただきました。
 
 今回も矢那で捕獲された猪の肉で味噌汁を作りましたが米の炊飯は手間を省きました。それでも作業中のおにぎりは美味しくいただけました。雨も強くなりはじめ残念ながら竹炭造りも中断の結論に至りました。
 旧資料館をお借りして今後の話し合いを行いましたが、過去には参加者が意見交換を行う場が無かったので、今回が自己紹介の場も兼ねる事になり、参加意欲が高かまるきっかけになったように思えました。
 
 話し合いの結果、竹垣作成は3月13日(日)の9時から残りの施行をすると竹炭を完成させ、4月2日(土)に「金のすず」で開催される『博物館でお花見を』の中でブース出展と会員募集を行い、5月21日(土)に竹の繁茂を抑えるためタケノコの駆除を行うことを決めました。参加者は来月にも太田山に集まることを考えながら第3回目を終えることが出来ました。
 
 
 
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