流氷ドライブ 2005.2.11〜2005.2.15 ニッポンレンタカー:トヨタビッツ |
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奇跡のように年度末に建国記念日を含んだ4連休が取れるようになったので、長年の憧れであった流氷を見に北海道へ飛んだ。
11日に釧路に入るが午前便が取れず、羽田15:15の便で飛ぶ。釧路空港到着が16:45なので、レンタカーを借りるときには既に日も暮れて道路はミラーバーンである。雪道の運転に慣れているつもりだが車の癖に慣れるまではやたら緊張する。釧路市内のホテルを取って外に飲みに行く。酔っても外に出ると直ぐ覚めるような寒さである。
12日は夜明け前に出発し釧路湿原の日の出を見る。鼻毛が凍っていくのを感じられる。少し先の表示板に気温は-20℃と示されている。そんな状況で鶴居村の丹頂鶴を見に行く。鶴が少ししか居ないので餌付け場で聞くと午後にならないと多くならないと言われ先へ進む。
道東の魅力と言えば広大な展望であり最近は開陽台より評判の良い多和平展望台に立ち寄る。真冬の白い景観も気持ちよい。そこで釧路の人に会い、最近は紋別のガリンコ号に乗るなら予約が必要だとアドバイスを受ける。携帯で直ぐに連絡を入れると明日は難しいと断られる。直ぐに網走のオーロラ号に電話を入れ翌日の予約を取る。
そこから養老牛温泉に向かい氷点下の中で露天風呂に浸かる。風呂から上がり弟子屈に着き蝦夷鹿の焼き肉を食べ、屈斜路湖の白鳥を見に行く。とても人に慣れている事に驚きながら餌をやり、家に残してきた犬を思い出す。
美幌峠まで上がり展望台に行けば3人のボーダーが屈斜路湖に向かって滑り降りていくのが見える。バックカントリーが本当に似合う風景である。
網走に向かう途中で網走湖上に祭りの会場を見つける。あったか網走という企画で夜にもイベントがあるようだ。宿にチェックインをして夕食を食べたら港で行われているオホーツク流氷祭りの氷像を見てから湖上の祭会場に移動する。熱気球が上がり夜景も綺麗なのだがともかく寒い。司会者が「氷点下20度を下回ってきたのでダイヤモンドダストが見えています。本州から来たお客様は楽しんで下さい。」と言うが寒すぎて楽しめない。近くの網走湖畔温泉に行って暖まる。氷点下の露天風呂も気持ちよかった。
13日は朝から予約してあるオーロラ号に乗船する。乗客の半分は香港か台湾の人のようだ。昨日までは流氷が着岸していたと言うが今日は少し沖に離れている。完全防寒で甲板に出てカモメにかっぱえびせんを与えながら流氷を楽しむ。やはり本物は迫力が違う。
流氷観賞後は上川に向かうために石北峠を目指す。運転が最も緊張する区間だ。途中で塩別温泉に入り肩をほぐして峠を越え層雲峡の氷瀑会場に着く。見学の後上川に着き宿で夕食を取っていると夜の氷瀑会場を見に行く人が居るので同乗させて貰い、幻想的な景観を味わう。
14日は高速で和寒まで移動し、名寄スキー場で粉雪のゲレンデを楽しんだ後、サロベツ原野を目指す。国道40号線ですれ違う車の半分は除雪車である。気が付けば真っ白な道を80km近い速度で走っている。これでは止まることも回避することも困難だなと速度感の無さが怖くなる。
国道を離れ宿に向かう道で地吹雪により前が見えなくなる。路肩と思われる場所に車を停め風が収まるのを待つ。この日の宿泊客は私1人だった。
15日は海岸を走りアザラシを見てから稚内に着く。天候は少し荒れ気味である。市内観光をしてから最北端の碑に向かう。夏と違って観光客も少なくサハリンも見えない。
稚内空港でレンタカーを返し、搭乗手続きに行くと、今日の飛行機は天候次第だと言われ緊張が走る。結果として心がけが良かったので稚内14:20の便で無事羽田に帰ることが出来た。真冬の北海道はやはり楽しいと実感したドライブであった。 |
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