冬の広島ドライブ 2014.1.29〜2014.1.31 トヨタビッツ(オリックスレンタカー)
▼29日  使用しているクレジットカードをANA+Suicaに変えて以来、日常の買い物でもマイルが溜まり、3月までに流れてしまうものが出ることまで解ったので、忙しくなる年度末の前ならと2泊3日の広島ツアーを企画した。
 
 夜明け前のアクアラインバスで羽田空港に渡り、早朝の飛行機で広島空港へ飛ぶ。外は快晴で窓の外には雪を被ったアルプスの山々が広がり、満足感が高まる。
 空港に到着し、レンタカーの事務所まで送ってもらい手続きを行うと、スタットレスを希望したオプションとして3日間で約5千円を追加請求される。島根県の空港で借りれば常識として冬タイヤなので追加請求はされないが、広島は積雪地域でないので、と窓口の人も申し訳無さそうである。釈然としないままドライブを開始する。
 最初は最近マイブームの日本百名城の郡山城址に向かう。言うまでも無く毛利元就が中国制覇を進めた場所である。自転車で麓を通過した事は有ったが山城なので立ち寄らなかった場所である。しかし、安芸高田市は盆地に溜まった霧の中で、車を麓に停めて標高差約190mの本丸まで登るが視界は狭く、盛り上がらないままに下山して三次市方面に向かうと霧の底から脱出した。酒屋で日本酒の小瓶を4本購入し、ワニ丼を食べて島根県に向かう。
 県境近くから路肩に雪が増えるが空は快晴のままである。午後2時に到着した琴引フォレストパークからは三瓶山が良く見え、メンズディで2500円に成っている一日券を購入して80分ほど滑りまくる。スキーを終えて今回の旅の目的である美郷町役場には午後4時半に到着する。色々と話を伺った後、役場の裏にあるゴールデンユートピアおおちに泊まる。離れのコテージを一人で使用し、夜には町が勧める「山くじら」料理を満喫して初日は終わった。
▼30日  目が覚めると外では雨が降っている。宿の朝食会場に行くと宿泊客は私一人だけのようだ。食事を終えて20年ぶりの石見銀山へ向かうと雨も収まり、街歩きをしようかなという気になり、1時間半ほど散歩を行う。
 石見銀山を後にして南下を開始し、広島との県境に近づくとまた雨が降り始める。天気予報では午前中で止むはずだと思いながら11時半に到着したスキーパーク寒曳の駐車場でシートを倒し車内で読書を楽しむ。すると予報どおり雨も止んだのでゲレンデに出る。リフトは2本しかないスキー場であるが1回券が400円もする事に対し、平日パックとして1日券にランチバイキングと温泉が付いて3800円を比較して考え、午後なのに1日券の側を選択した。4本ほど滑ってからレストランに入り20人程度しか居ない広い会場で過剰と思うほどの昼食を1時間以上掛けて楽しんでしまった。視界も広がってきたので午後3時まで滑り、ゲレンデに併設されている寒曳温泉で着替えを済ませ、この日の宿である広島市を目指す。
 宿泊料の3000円に対し、駐車料金が1300円と高めであるが、駐車場無料のどんなホテルより合計額が安い買ったので選んだホテル28には午後5時に到着した。直ぐに目の前の平和通を平和公園に向かって歩くと外人の姿が目に付く。ライトアップされた原爆ドームを眺めてから、ホテル近くの郷土料理店で焼き牡蠣と牡蠣フライを肴に日本酒を飲んで一旦戻り、風呂に入って横になったら軽く寝てしまったようで目が覚めると23時を回っている。そのまま本当に寝てしまえば身体に良いことも解っていながら、近くにあるお好み焼き屋に足を伸ばし、ビールを飲みながら牡蠣のバター焼きや広島風のお好み焼きを戴く。明らかにカロリー摂取量が多すぎる2日目は午前1時過ぎまで続くのであった。
▼31日  最終日は帰りの飛行機が16:20であり、大きな企画を入れるとリスクがあるため、軽く見学をしながら空港へ向かう計画としていた。ホテルで朝食を食べて8時過ぎに出発し、海の駅として整備が良いと言われている「広島観音マリーナ」を見学に行く。設備は綺麗であるが平日早朝のためか人気は無かった。それから西条に行き、日本酒蔵の街並みを楽しみながら日本酒の小瓶を3本購入する。
 少し早めの昼食を済ませ、丘を越えて安芸津に出て醸造元で富久長の4合瓶を購入する。広島の日本酒を楽しむことも目的であったが、帰りの飛行機には多くの日本酒を持ち込むことになってしまった。
 時間調整に竹原の街並み散歩や、空港近くの獅子伏温泉を楽しみ、午後3時過ぎにレンタカーを返却し、空港へは1時間前に到着した。1便前の飛行機がエンジントラブルで欠航になったので自分の便に変更となった客が多く、満員の飛行機で羽田に飛ぶことに成ったが、特に問題なくアクアラインバスで日没後の木更津に帰り着き旅が終わった。

ブラッとドライブ memo.15