ブラッとドライブ memo.25
雪光遊島ドライブ 2022.2.18〜2022.2.20 ホンダフィットシャトルHB
▼ 18日 木更津〜鍋田川温泉  オミクロン株の感染が峠を越えつつあるようだが連日多数の感染者が確認されている。家族旅行はマイナーな場所を選び自動車で行くことでリスクを抑えた。なお私の誕生日の翌日からの旅であった。
 
 18日の2時に起床し荷物を積み込み、目覚めない娘を助手席に固定して寝させたまま出発する。三遠南信道路の鳳来峡ICに降りて暗い国道を進み北設楽でコンビの前で6時の開店を待って食料を購入する。国道151号線で信州との国境を越えると急激に雪国に変化し道路も圧雪路面になる。南信にしては雪が深いと思いながら進み午前8時前に気温-10℃の治部坂高原スキー場に到着した。空は晴れ渡りさっそく写真を撮ろうとするとコンデジが機能しなくなっておりこの日の撮影は携帯のカメラが頼りである。
 雪に喜ぶ娘はスクールへの参加を嫌がり妻と二人でキッズエリアで持参した板でそり遊びである。私は半日券を2,100円で購入して2本しか無いリフトを待ち時間無く12本ほど滑って終わりにしてキッズエリアに行くと妻子の貸切状態だった。管理している女性に聞くと例年にない大雪とのことである。娘がそりに厭きて売店で売っていたプラスチックスキーをやりたがるので2,200円で購入して緩斜面で遊ばせる。正午を過ぎて雪遊びを終えた。
 
 国道153号線にある道の駅の稲武温泉に立ち寄り雪の残る露天風呂で冷えた体を温めて着替え、遅めの昼食を摂ってから宿を目指す。高速道路で名古屋市を通り抜け午後5時に宿泊する鍋田川温泉に到着する。部屋に荷物を降ろしスキーウエアを乾かすように干してから「なばなの里」のイルミネーションを見に行く。金曜の夜で混雑しているかと思ったが駐車場は入口近くに停められ、展望施設のアイランド富士にも並ばずに乗れた。黄昏時から闇に包まれるまでの変化をゆっくりと楽しみ大がかりな「雲海」というテーマを見続けた。なばなの里の入場料金は大人一人2,300円と少し高いが2,000円相当の商品券が着いており中の店舗の売上を増やす巧妙な手段だと感じた。夜8時に会場を後にして宿に帰り、ご当地メニューをつまみに麦酒を飲んで凪一日の慰労をして眠りについた。
▼ 19日 鍋田川温泉〜かんぽの宿知多美浜  19日は朝風呂に入ってからバイキング形式で朝食を摂る。色々有るので朝から食べ過ぎてしまった。この日は当初の計画ではナガシマリゾートの遊園地に行くつもりであったが、先月の国営ひたち海浜公園で遊んでから娘のマイブームに成っている「ぐるり森迷路」に行きたいというので、その施設が有る場所を調べると名古屋港シートレインランドという関東人は殆ど知らないような遊園地が見つかったので、そこに向かった。鈴鹿や美濃の山は白く輝いているが午後には南岸低気圧が過ぎて雨になるという予報である。10時の開園直前に到着すると駐車場には多くの車が停まっているが殆どは隣の水族館利用者で、朝から遊園地を楽しもうとしている客は殆ど見れなかった。フリーパスを購入してぐるり森を上限の10回も入場して家族で30枚のカードを入手して娘も満足である。コンデジは夜中の充電で再び使えるように成ったがズームがスムーズに動かず帰ったら修理に出そうと思いながら撮影を続ける。観覧車やメリーゴーランドという定番の施設も楽しみ、水を掛けるイベントでも商品をGetして立体映像にも満足して午後時までたっぷりと小さな遊園地を楽しんだ。
 
 お昼を回っているがそれほどお腹も減っておらず、夕方から雨の雨になる前にと急いで次の目的地を目指しながら、私の趣味の日本酒を購入するためにネットで調べた東海市の酒屋にも立ち寄った。常滑市の陶磁器会館に着く頃には雨になりはじめ、娘は車から降りたくないと言うところを騙して連れ出すが最初のうちは歩いてくれず妻が抱っこしながら招き猫通りなどを見て回った。散歩道の途中で焼き芋を食べて元気になった娘は路地を元気に走っていく。途中で招き猫の貯金箱も買ってもらい至極満足である。妻も陶磁器会館に戻り多くの陶磁器を購入して喜んでいる。後はコストコで給油し、明日の船でカモメにあげる餌を購入したら、午後6時にかんぽの宿知多美浜に到着する。
 
 夏には海水浴客で混雑しそうな立地であるが冬の海辺は閑散としており、温泉に入っても他に客はおらず、女湯の妻子と大声で会話しながらのんびりと汗を流せた。この夜は食事付きで、宿の日本酒を楽しんでから部屋に戻り、午前中に入手したカードを使って遊んでから眠りについた。 
▼ 20日 かんぽの宿知多美浜〜自宅  低気圧は夜の内に過ぎたようで朝から天気は回復しているが風が強い。朝から露天風呂に行くと風が吹きすさび温度が下がっていた。この日は島巡りをするために8時に宿を出て知多半島の先端にある師崎港へ向かう。駐車場に車を停め大人1,500円の周遊券を購入して9:15の高速船に乗って篠島を目指す。ネットではカモメが多いという情報を得ていたが風が強いためかカモメはほとんど見れず前日購入した餌は単なる荷物に成ってしまった。
 
 10分の乗船で篠島に着く。吉田琢郎が好きな私にとっては1979年の伝説の地であるが、それから43年が経過して記念になるようなものは何も見れなかった。この島では伊勢神宮の遷宮に併せて古材で建て替えられる神明神社を見ながら起伏の多い島の路地を歩き回ることが魅力であり、娘は親の言うことを聞かずに目を離すと迷子になりそうである。小学校の南にある展望公園まで足を伸ばし砂浜を歩いてから11:30の船に乗って次の島に渡った。
 
 日間賀島の西港に到着し、タコの駐在所で写真を撮ってから昼食を摂りに街中に行くと人気店には列が出来ていた。冬の島は空いていると思ったが意外に若者が多く遊びに来ており、感染症対策として遠くまで旅行に行かない名古屋の学生が遊びに来ているのかなと感じていた。タコ串とタコ飯の握り、フグのフライや磯辺焼きなどを食べてから島の北側を歩いて東端にある通称ハイジのブランコに行く。日射しはあるのだが北風が強く寒い。路地に入れば風を防げるとは思うのだが娘が走って迷子になりそうでリスクがあるので広い道を進む。下水のマンホールのタコやフグの絵を楽しみながら進みブランコで写真撮影を楽しむが風に押されてゆらゆらとは動かない。島の南側に回ると風も弱くなり島の路地を楽しもうかと思ったが明日の仕事を考えると早く帰宅しようかと思い13:35の船で師崎港に戻り港の売店でお土産を購入した。
 
 帰宅して直ぐに眠れるように南知多温泉で入浴して塩分を流し、知多半島の東側を北上しながら少し早めの夕食を摂って豊田南ICより高速道路に乗る。新東名には渋滞も無く自宅に帰り着いたのは夜10時を少し回った頃であった。疲れていたので荷物を片づけて早く寝ようかと思ったが各種データを整理していたら日付が変わってしまった。それでも仕事も忙しくなり、HPを更新するまでには一週間以上も係ってしまった。タイトルを考えながら多種多様な目的の旅であったので、スキーの雪、イルミネーションの光、遊園地と島巡りで「雪光遊島ドライブ」と名付けることにした。