走行の軌跡

 右図は九州地方の軌跡図である。
日本を走破すると言うことは日本の殆どを走ることになる。だから自治体の走破に次いで軌跡の連続性も重要なのである。
 
 対馬、五島、種子島や屋久島では島の中に一本の筋が残っただけであるし、九州本島でも国東半島や大隅半島、薩摩半島の一部には海岸線を走っていないところがある。
 また宇佐や別府、佐世保、志布志等では重複している場所も有る。
 関東では木更津千葉間のようにかなり重複する場所があるので、まだ九州では効率がよい方である。

 効率の善し悪しで言えば武雄の周辺や熊本県北部、大分県竹田周辺の様に複数の旅で訪れている場所がある。これは日本全国に頻発している現象であり、計画的に走破を行ったのではなく、前の旅の結果をフィードバックして次の旅を計画していたためである。本当に走破効率だけを目指せばもっと距離が短く達成できたであろう。でも、楽しくもないルートを描くことに成っていたかも知れない。

 軌跡を繋ぐという視点で言えば、筑肥編と西海編を久留米駅で繋いでみたり、薩摩編で走り始めたえびの市役所に西海編の軌道を重ねたり、薩摩編で走り止めた山之口駅に鎮西編の軌道を重ねたりして、基本的には繋ぐことを意識していた。例えば走破編では未走破の自治体も無くなっていたが国分から志布志を繋いでみた。
 それ以外でも五木から人吉を経てえびの市までの区間や延岡から高千穂の区間など、本来は走っておくべきであったと思うところも多い。だから今後のおまけ旅で行くことがあるかも知れない。だから旅は何時までも終わらないのである。

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