アクアラインバス品川線の専用軌道について
2006/4/1記 
 今日はエイプリルフールなので、出来る可能性の少ない話を考えてみます。
 今、木更津駅からアクアラインを渡るバスは東京駅24便、品川駅28便(休日24便)、羽田空港37便、川崎駅35便(休日25便)、横浜駅40便が運行されており、木更津駅でなく金田BTに寄る東京便が50便有りますから、毎日214便が対岸に向かって走っています。この中で私が気になることは品川駅の28便は東京駅74便に対してはもちろん羽田空港37便に比べても少なすぎるのではないか、という事です。
 品川が不便な所であるなら仕方ないと思いますが、渋谷、新宿方面に対する山手線のアクセスが便利な上に東海道新幹線の駅もあります。何より東京駅より房総半島に近いはずです。
 しかしながら利用が増えない理由は東京駅までの時間64分に対して品川駅が68分と近い割に時間が掛かる事であり、これは羽田空港線を利用する多くの人が空港の利用ではなく、モノレールや京浜急行で都内に出ていくことでも解ります。
 何故品川線が時間が掛かるかというと、大井を降りてからの一般道に時間を要するからであり、それはこの地図に青線で示すバス専用線(L=3.7km)の建設で解決することが出来ます。専用線とすることで不特定利用が考えられず、曲線半径や縦断勾配も厳しい値を使用できるでしょうし、品川駅ホーム上部に作る人工地盤のターミナルまでを往復するだけの片側1車線道路として、一般道の上空に設置すれば建設費も安価に上がります。大井料金所に分岐を設けることで一般車の進入を防止するのは簡単です。
 この専門線は房総半島のためだけのものでなく、羽田空港や横浜湾岸エリアに対するバスアクセスとしても使用できることになります。
 国土交通省として建設省と運輸省を包括しているのだから局割りの弊害を打破して、人々の移動時間短縮のための投資を行っていただきたいものだと思います。