選挙と金について
2007/1/2記
 あけましておめでとうございます。

 さて、昨年11月に市議会議員への挑戦を決意して以来、大勢の方に挨拶して回ったが、何人かから『選挙は金が掛かって大変だろう』と声を掛けられた。

 子供の頃に見た近所にいた市議会議員の選挙は祭りのような賑やかさで大人たちが昼間から飲んで騒いでいたような記憶がある。20年前に始めて父が立候補して落選したときは私は日本道路公団の職員で神戸市に住んでいた。休暇を貰い帰ってみると選挙事務所の片隅では祝儀の酒を飲んで酔っている人達がいた記憶がある。
 もちろん、その人たちは古くからの選挙をやっていたのでは有るが、その状況では新しく近所に越してきた人達や地域以外の人達が入りにくい雰囲気となり、賑やかではあったが心配に思ったし、それを忠告したのであるが後の祭りであった。その反省が生き、事務所内を禁酒にするのは4年後の再挑戦の時からであった。

 公職選挙法が選挙の度に少しづつ変更されると共に有権者の意識も変わり、金権千葉と言われていた房総半島でも、少なくともこの周辺では金品を要求するような人も居なくなり、資産家でなくとも立候補が出来る状況になったことは歓迎すべき事である。

 そもそも、選挙に膨大な金が掛かったので有ればそれを取り返そうと悪いことに手を染めてしまう人が出てくる事に成りやすい。だから私は個人的な資産が少ないことも有るが金を掛けない選挙に徹しようと思う。幸い自宅に選挙事務所を設けられるので、借地や仮設事務所を設置する必要が無いことは有り難い話である。

 後は多くのボランティアに支えられて活動を進めることであり、それが集まるかどうかはひとえに私の人徳に関わっていると考えると身が引き締まる思いである。