アクアライン夜間バスについて
2007/1/6記
 今は首都高、県庁、建設会社、研究所等の職員と成っている大学の研究室の友人と東京で同窓会を開いた時、静岡に帰る友人の次に早く帰らねば最終バスが無くなってしまう事に気づいたとき木更津はまだ地方だなと思わされた。
 その時はたまの上京だから構わないが、充分通勤圏なのに終電が早いため都内に住んでしまった高校の友人もいる。アクアラインの完成によって時間距離は近くなったのだから東京滞在可能時間の延長が望まれる。
 また、羽田の第4滑走路完成の場合はアジア近距離便も取り込んで24時間空港化するという噂もあり、木更津が日本の諸都市やアジア各国に繋がり続けるためにアクアラインの夜間バスの運航が望まれる。
 夜間に定期バスが有れば空港関係者が安く大量に供給されている宅地の魅力を求めて移り住む可能性が高くなり、それは地域経済の活性化や市の税収の増加となるはずだ。

 具体的に考えると夜間に何台も運航させることは人件費の増加となるので最初は金田BT(バスターミナル)と羽田第1ターミナルバス停間の折り返し運航とするのがよいだろう。現在袖ケ浦BTと羽田第1ターミナルは僅か22分で結ばれているので金田BTからなら20分で到着するはずである。停車時間を10分としても往復1時間である。つまり1台の車で1時間間隔の運航が可能なのである。現在の最終バスは22:50に羽田を出るので23時からの運航開始として考えると次のような時刻表になる。
 
便 金田BT 羽田第1 便 羽田第1 金田BT
1 23:00 23:20 1 23:30 23:50
2 24:00 24:20 2 24:30 24:50
3 1:00 1:20 3 1:30 1:50
4 2:00 2:20 4 2:30 2:50
5 3:00 3:20 5 3:30 3:50
6 4:00 4:20 6 4:30 4:50
7 5:00 5:20 7 5:30 5:50

 羽田モノレールの最終便が浜松町23:36発で第1ターミナル23:58着、京浜急行は品川を0:02発の快速に乗って蒲田で乗り換えれば羽田空港0:27着となり、現況の東京駅22:50より大幅に滞在時間が伸びる。また札幌や福岡発羽田着23時台の最終便に乗っても木更津に帰れるようになる。金田なら家人に迎えに来てもらうことも可能だろうし、タクシーでも対岸から帰ってくることを考えると軽微な物である。
 早朝も7便で行って羽田空港5:27の始発に乗れば5:53に品川駅に着くので品川駅6:06発の始発の「のぞみ」に乗って8:30に新大阪に行くことも出来る。これならわざわざ家賃の高い東京に住み続ける必要もなくなるだろう。
 3便から6便までは当面乗客も少ないだろうから4便や6便は利用者を見て運行開始とするかワンボックス程度の車両の利用としても構わないだろう。重要なことは公共交通機関が運航を続けている便利な都市になるという事実である。
 1台の運航とはいえ運転手の休みや緊急時の連絡体制などで最低4人以上の組織でないと運営出来ないだろう。でも可能な限り合理化に努めて採算ベースに乗るための料金が現行料金と変わらないように出来るのではないだろうか。今後、取り組むべき課題だと思う。