特別会計の赤字の放置について
2007/2/21記
 3月議会で木更津市の2007年度の予算が上程されている。本会計は議会の審議対象になるが土地公社の解散に伴う財産の本会計への付け替えの件や、木更津市下水道特別会計や君津中央病院の負債などの関係団体や下水道などの、いわゆる特別会計赤字についての問題を詰めることを今回の議会に期待されているとは思えない。
 現在の財政は隣接する袖ヶ浦や君津に比べれば悪いとは言え全国的水準から見れば比較的良い自治体であるとう安心感からか人件費に手を着けるなどの、緊迫した採否削減が聞こえてこないのは残念である。
 バブルの頃に駅前の再生化をかけて立体駐車場を膨大な建設費をかけて作った効果が現在のシャッター通りとなって居る状況のように公共の投資は効果が少なく、その事に責任を取らない例が多々見受けられる。しかし、その負債を処理するために本来行わなければ成らない福祉などの低下というように行政責任を先送りしている現状があれば、それを問題視しないほうが間違っているだろう。
 
 君津中央病院の収賄事件のように、事務組合が行っている仕事の責任感が低下していることは多くの市民が感じて居るであろう。中央病院に関してはあれだけの患者が居て赤字になることを説明できるのだろうか。経営努力の放棄としか思えないことは多い。
 
 市が関連する業務の負債は最終的に市の本会計で処理せざるを得ないと言う実感が特別会計では失われていないだろうかという自覚を込めて、政治の中央に進んで行かなければ市民の負託を受けることに成らないだろうと考えている。