議員の駆け込み辞職について
2007/4/6記
 今日、支援者の1人から4月6日の毎日新聞千葉ローカル面を見た?と話が来た。我が家の新聞は朝日新聞と千葉日報、それに新千葉新聞だからその記事を見ていないと答えると問題有るぞ、と言われる。訳が分からないので記事を送ってもらったら我が父に関する記事だった。概要は次の通りである。
 
 法改正に伴いこの4月から議員年金の給付水準が引き下げられる。前回の統一地方選挙で当選した議員の任期は4月30日までなのだが、竹内和雄・佐久間康之・貫一義・近藤富男の4名が3月31日付けで議員辞職を行い、給付水準の引き下げ前の計算を受けて年14万円から60万円多い議員年金を受け取るというものである。
 
 リストラを進めている民間企業が早期退職に上乗せを行うなど手法は多く取られているが今回の場合は全く意味が違う。
 議員年金に自治体からの負担があるので余分に財政支出をさせることも問題があるが、1月間の議員の責務を放棄して退職することにも納得する者は居ないであろう。仮に4月中に緊急議会を開かなければならないような事案が生じた場合、この4名には議決権が無いのである。それは選んだ有権者に対する裏切りである。
 もちろん1月早く辞めているので本給を1月分返納している。だから長生きしなければ市の財政上はメリットが出たことになる。そんなメリットを出させるぐらいなら政務調査費を支給停止してもらいたいものである。
 ちなみに11期も努めた竹内議員の場合は1年も経たずに年金の差額が1月分の本給を上回り、父富男の場合は3年半で上回ることになる。
 
 3月31日の辞職にも4月からの計算ルールを適用させる方法が有ればそうしたいものである。もちろん、家族の誰も議員を辞めたことを聞いていないのだ。本当に馬鹿な事をしてくれたものだ。
 多分、他の古参議員に誘われて足並みを合わせてしまったのだろうが、その行為のモラルの無さ、見苦しさに気づかないという感覚に早く引退させるのが遅かったかと思うし、父の長生きを祈る気が薄れてしまうと言う、親不孝な息子になりそうだ。
 
 情報開示を信念とする以上、この問題について無視をする事も男らしくないのであえて記載に踏み切った次第である。