文化と行政について
2007/7/12記
 7月7日と8日は第6回かずさアカデミア音楽コンクールの運営スタッフとして朝8時半からアカデミアホールに入り働いて来た。
 このかずさアカデミア音楽コンクールは『若き音楽家を発掘し、「かずさから世界へ」をキーワードに、その成長を支援するものです。それと同時に最先端科学都市「かずさアカデミアパーク」に音楽文化を繰り広げ、人・自然・科学、そして文化が豊かなハーモニーを奏でるふるさとの創造を目指』すものである(趣意書による)。
 今から10年前の1997年のアカデミアホール開業の年に第1回が開催された。依頼奇数年にコンクール、偶数年には入賞者発表会という形を取り、今年はコンクールの年になっている。
 委員長には千葉県知事、副委員長には四市の市長を置く実行委員会とは別に実務を担当する運営委員会があり、弁護士の白石委員長の下、多くのスタッフが居て、私は集計を担当する係を行っている。
 このコンクールの評判もだいぶ高くなっているようで、出場者のレベルも上がるし、入賞後に活躍している音楽家は自信を持ってこのコンクールで受賞したことをプロフィールとかで披露しているとの事である(音楽に詳しい人の証言による)。
 予算的には出場者の負担金、地元企業や個人からの寄付、入場券の売り上げ等があるが、それだけでは賄いきれず、県や地元市からの補助が大きなウエイトを占めている。特に偶数年に行われる3位以内入賞者によるオーケストラとの演奏会にかかる費用が多く、採算が合うように入場券を値上げすると幅広い市民が楽しむことが出来ないという事になり、協賛や補助を受けている次第である。
 
 一方、この予選中の7月8日に、8月4日に行われる東洸流踊り披露会の案内を受け取った。地元に本部が有り、知人が行っているので観賞に行く予定である。ピアノ同様に舞踊も明るくない私としては多少気が重いことも事実である。
 
 このように文化と言えばクラッシック音楽や舞踊、民謡や民俗音楽もあり、2003年に行われた気志團のコンサートだって立派な文化事業である。ライブ活動で無くても美術展や写真展だって文化事業であるし、県より譲渡される上総博物館も歴史文化の展示施設である事では文化事業の中核でもある。
 
 さて、このように様々に行われている文化事業に対し、公金の支出の是非という優劣を付けることや、そもそも予算が厳しい中で、文化と福祉と社会資本の整備などの優劣をどの様に考えるべきか悩んでいる。同じ土俵に登ることが難しい現象が、予算という貨幣価値で同列に論じなければならないのである。
 簡単な解決は例年並か前年を参考に若干の変更というような形になるが、そのようにスピード感の無い自治体運営を望んでいる市民は少数派と言うことなのである。
 コンサートの手伝いなどを行いながらどうあるべきか、結論の出にくい問題を考えていた。