政治家に対する偏見について
2007/9/10記
 議会の個人質問が11日に変更になった事もあり、せっかくだから今回取り上げる「いきいき館」の事で意見のあった知人に議会で質問することを伝える電話をすると意外な返事を寄せられた。
 
 「改修工事でも請けようと思っているなら反対だな。だって近藤さんの所は建設会社でしょう」
 
 もちろん、そんな事を前提に質問しない事や、自分の会社は関係ない分野で有ることを説明したが、このように政治家は儲けるために活動しているという偏見が根強くあることに悲しみを覚えた。
 もちろん知人は親しみの現れで本来は表だって言えないような事を私に伝えたのだろうと、率直な表現には有る意味では感謝をしている。
 それにしても様々な場所で地元の声を聞くと、誰々は例の件で上手くやったとか、誰々が自分の利益のため某改正に反対しているというような話が多い。誰々の活躍により良い街になった、などという声を聞くことはマレである。
 
 基本的には議員は世のためになることをすることが当たり前なので、良いことをして当然であり、悪いことをした場合は容赦なく報道されるという事は仕方ない。しかし悪い報道ばかりが蔓延して全ての議員が自己の利益のために活動していると思われたら心外だし、そのように世間から思われている仕事に就こうという熱い思いの人が減ることは世のためにならない。
 もちろん議員によっては業界の代表者としての意見を言うことは自然な事であり、それが少数意見であっても自己の利益のために無理を通そうとしていると考えてはならないのだが、勘違いする人もいる。
 
 議員の集まりで交わされる前向きな会話を多くの市民が知ることはない。地域を良くするためにはどうすればよいかと志高く来た人が殆どである(と思う)。せめてこのホームページで政治家に対する偏見の払拭が出来れば、と思った次第である。