首都高の距離別料金制度について | |||
2007/9/27記 | |||
最近、首都高が定額料金でなくETCを利用して距離別料金に変更するという方針を打ち出している。 浮島から川口のように長距離をよく利用する私などの利用者は、首都高の他の短距離利用者に比べ大きな便益を得ていたのであるから今まで得をしていたのでそれを正すという理論だが待って貰いたい。 そもそも道路4公団(日本・首都・阪神・本四)分割民営化の中で、日本道路公団以外は旧組織を維持してきた。 分割された東日本から中日本の高速道路を乗り継ぐ場合は別途料金所を儲けられることもターミナルチャージ(いわゆる初乗料金)を取られることもなく、分割前と同じ様な便利さを享受している。 関西方面で有れば中国道から名神高速は阪神高速や統一料金区間を経由せずに乗り継げるのに、東日本の東西を結ぶ幹線道路は首都高を通してしか接続できないと言う点が首都高と阪神高速との大きな違いである。 ※圏央道の一部開通により中央道と関越道が結ばれ、外環の北側で常磐・東北・関越が接続している。しかし東北と西日本を結ぶために川口から練馬を経て鶴ヶ島まで北上し圏央道で八王子に入り中央道で西に向かうのはとても無駄なルートである。 今回、首都高が旧道路公団と同じ距離別運賃の仲間に加わるので有れば、他の道路から接続した場合はターミナルチャージを徴収しないことはもちろん、静岡から青森のような長距離を連続して走る場合は長距離低減の計算を適用できたり、ETC夜間割引等を計算できるように制度を整えて貰いたいし、マイレージ対象に加わっていない首都高路線の現状を改善願いたい。 そもそもの育ちが日本道路公団と首都高速道路公団で違うことは元職員として十分承知しているが、今は利用者の立場に立った改正を行わないと理解を得れないことを認識して貰いたい。 と、このような意見を首都高に送ったので、自分のHPにも残すことにした次第である。 |