木更津港祭りの決算について
2007/10/2記
 昨日午後3時から福祉会館で木更津港祭りの反省会が行われた。そこで第60回港祭りの事業報告が行われた。祭りに対して数値などのまとまったものを目にする機会が少なかったので結構面白い内容である。抜粋して引用したい。
 
1.港祭りの収入(項目は報告書を若干アレンジして整理)
項目 金額 備考
木更津市 7,000,000
近隣3市 1,000,000 君津市・富津市・袖ケ浦市
分担金 1,000,000 木更津市観光協会・商工会議所・
港湾愛護協会・港運協会・
千葉県内航海運組合
寄付金 8,490,000
諸収入 4,059,476 花火観覧席売上
1,970,600 やっさいもっさい参加費
661,402 募金、祝儀等の収入
繰入繰越金 1,081,905
合計 25,263,382
 上記のように2千5百万円を超える金額がかかり、そのうち木更津市の税金による直接の支出が7百万円である。12万市民が各自60円を負担している程度だから安い支出だと思う。
 
2.海上自衛隊護衛艦はたかぜ体験航海(60周年記念事業)
 8月11日と12日に実施され1,252人が乗船した。それ以外にも12日の一般公開に398人が参加した。合計1,650人である。これに関した費用は184万円であった。
 
3.やっさいもっさい
 8月14日に実施され、74連:3,728人が踊り、約45,000人の観衆が居た。交通規制や清掃等を除き、直接踊りに関して要した費用は443万円である。
 
4.花火大会
 8月15日に実施され、港祭り実行委員会が893発、320万円分の花火を打ち上げ、スポンサーが尺玉42発を含む8,618発、約2400万円相当の花火を打ち上げた。合計9,511発と大台に少し届かなかったが前年以上に大規模な花火大会であった。
 この観客数は約27万人、これに伴う支出は上記花火代や有料観覧席、商工会議所青年部の実施したお祭り広場の費用を含め896万円であった。
 
5.総務・警備・清掃等
 数多くの会議、修祓式、60周年記念の歴史館設営、交通整理や海上・陸上での警備、花火の翌日の清掃ボランティア等、周辺でも多くの行事があり、市職員229人を含め1,240人が携わった。
 出たゴミは可燃物15t、瓶缶類2t、段ボール1t、屎尿7tにものぼるものであった。これらに関して195万円が支出された。
 全支出額は24,286,152円だったので977,230円が繰越出来る事となった。
 
 毎年曜日に関係なく、14日に踊り、15日に花火が行われる港祭り。やっさいもっさいが治安のために問題視されたり、花火のスポンサーが少なくなるなど厳しい時期は数多く訪れ、何回も台風等で中止になった事も有るが、とても誇りに思う祭りである。
 議員になって微力ながらも手伝いをしたが、改めて関係者の苦労に頭が下がる思いである。
 来年も景気が良く、賑やかで有れ、と思うのだった。