土地公社の負債と自治体財政 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2008/02/18記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1月30日の朝日新聞千葉版に『公社の土地 千葉市苦悩』というタイトルで、千葉市土地公社が抱える簿価で300億円近い土地を2015年度までに千葉市が買い取り、公社を解散させる計画であり、それが千葉市の財政を圧迫する記事が載っていた。 その記事と同時に土地公社を保有する県内各自治体の債務補償額一覧も出ていた。本市が厳しいことは知っていたが柏市や茂原市がそれ以上に厳しい上になっていることに驚き、新聞資料を片手に県のデータも使って状況の整理を行ってみた。 |
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債務保証額と方針は朝日新聞より抜粋(単位:億円。05年度末) 人口は06年2月1日現在:千葉県統計データ 一人当たりの額は債務補償額を人口で割った値(単位:円) 茂原市を見ると長生郡の合併が困難になった理由も良く解るが、一人当たり額でワースト3位となる本市も厳しいことに変わりないので、県の発表している財政状況を読み込み、県内市のうち、各種数値の良い方3自治体と悪い方の3自治体を着色してみたところ、別紙資料の通りとなった。 どこかで木更津はワースト3に入ると思ったが、意外に回避し続けている。方針に誤りがなければ夕張化は避けられるのだ。モノレールと土地公社が負担となる千葉市はかなり厳しそうだ。千葉ニュータウン周辺が悪いのは急激な都市化にインフラ整備が付いていけないせいだろうか。 それにつけても袖ケ浦市の数値の良さには目を見張る。全ての指数が36市の上3位以内に収まるとは思わなかった。早く法人税と消費税の交換が進まないかと嫉妬してしまうぐらいだ。 木更津も益々合理化と活性化を進めて負債を一掃し、かずさ四市で千葉県をリードしていくぐらいの気構えでいたいものである。 |