築地開発とアクセス道路
2008/04/17記
 昨年11月13日に築地地区の開発許可が出て、現在は国道の右折レーン設置や北側道路の拡張、出入り口の信号機の設置など工事が順調に進んでいる。
     
右折レーン(3月25日撮影) 北側入口(4月9日撮影)
 建築許可については昨年の7月30日に出ていると10月の総務常任委員会で報告があったので、実際の建築行為のための構造や消防法などの適合を確認するために建築確認申請を出すばかりだと思っていた。ちなみに鉄骨2階建てで予定されており、建築許可時点の数値は下記の通りである。
 敷地面積 254,649 [u]
 建築面積  69,290 [u]
 延床面積 129,792 [u]
 
 先日聞いたところでは大規模店舗法の調整などが送れており、それによる軽微な変更も予想され、姉歯事件以降では軽微な変更でも確認申請を再提出と言われるためか、建築確認申請は未提出のままのようである。
 
 これは年内開店は無理だろうな、と思うところである。
 
 しかし、年内が難しいとは言え、周辺道路も夏頃には完成される見込みであり、工事費や借地料の改修のために一刻も早い営業開始を計画するであろうから、翌年の早い時期には開業するであろうと想像する。
 同時期に羽田拡張用の土砂運搬が最盛期となっている事は、多分関係者の多くが気にするところであろうが、今回はその話ではない。
 
 2月12日に会派で視察に行った鹿児島のイオンでは日曜日に5万人の来客があると言うことである。少し離れたところに路面電車も有るが、多くはバスと自家用車でのアクセスとなる。
 駐車場の一部がバスターミナルとなり、路線バスを引き込んでいる所は大変参考になった。木更津でもそのような視点は必要であろう。
 
 さらには自家用車のアクセスを考えると、北からの車両は国道16号線の陸橋を越えてくるものが多いと思われるが、現在でも渋滞する右折レーンが大丈夫か心配である。多少の分散のために市役所前の道路も国道16号線の延伸部に接続させる工事をしているが、踏切部分の交通容量の少なさが頭痛の種である。
 さらに南からの車両を考えると、桜井の国道16号まで北上すると行き過ぎになるため、大久保の交差点を曲がり鉄道の下を潜り、細い旧道を走る車両も増えて大渋滞になるもと思う。
 また、畑沢で左折して16号まで行くか、途中で右折して中野畑沢線に入り港南台から降りるか、どちらも不安要素を抱えている。
 
 都市計画道路として、アピタの前を通る牛袋小浜線という物があり、これで127号線と16号線をつなぐことになっているが、真舟団地以南は何時になるか皆目分からないという状況である。
 現在は中野畑沢線の未開通部分である港南台から桜井新町までの間を施工すべく、土木部で事業を進めているが墓地の権利関係を整理するのに手間取り、完成年度が見えている状況ではない。
 しかし、この中野畑沢線をさらに有効に使用するために、築地の主要アクセスルートとなる職業安定所(ハローワーク)前の交差点からの道を延長した道(航空写真に図化した事例はこちら。これが最も良いルートという訳では無い事を付け加えておく)も併せて事業化すべきではないかと思う。
 移転家屋も多く、さらに困難な事業となるが、このような大規模開発の周辺整備のため考えるべき事ではないかと思っている。