指定管理者を振り返る | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2008/12/23記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
昨日に引き続き12月議会の議案の中から指定管理者について振り返ってみる。 今回指定管理者が指定されたのは下表の10項目であった。 |
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市民会館のトールツリーグループは潟Pイミックスと鞄結桾荘苡ニ明の共同企業体のようなものである。 また市民体育施設とは、市民体育館・市営貝淵庭球場・市営野球場・市営弓道場・江川総合運動公園の5箇所の施設を一括して指定管理するものである。 今回の指定管理者は半数が市外(県外)業者であり、市内業者は非営利法人、社会福祉法人(3件)、自治会という事で、株式会社は存在していない。また、8件は継続で2件が新規で有るが、この2件は現在市内のシルバー人材センターが指定管理を行っている施設である。 火葬場と市営体育施設に付いては複数の団体から応募が寄せられたが、それ以外は1団体による応募である。特に社会福祉協議会が管理する3施設は公募によらない選定で、市長から指定の選定を求めたものである。 応募団体から寄せられた事業計画書・収支計画書・経営状況説明書類等の申請書類を元に指定管理者候補者選定委員会が開催され、募集が1団体であったとしても基準を満たしているか採点を行い、適切であると選定された場合は議会に対して指定を求めるという流れで指定管理者は決まる。 指定管理者候補者選定委員会は市の職員、市民の代表、学識経験者からなる9人以内の委員で構成されている組織である。 さて、指定管理者であるが、時には問題を起こすことがある。 例えば11月18日の産経新聞に出ていたように「千葉県立富津公園の指定管理会社が資金繰り悪化から、園内のプール監視業務を主に担当した職員を含む10人を解雇し、その後の室内温水プールの営業は基本協定に反し、監視員不足から救命救急の講習を受けていない職員を充てざるを得なくなっており、県は10月上旬に緊急立入検査を実施して改善すべく行政指導を繰り返しているが改善は見られない」という安心できない状況も発生した。 この事をもって、指定管理全体を否定するのは早計である。コストの削減やサービスの向上のようにメリットが多く見られるので、重要なのは発生するリスクを事前に予想して、その場合の対応策を検討しておくことであろう。 行政も民間の力を導入する中で複雑な制度になってくるが、それも時代の流れであるから、議員も多くの理解力が求められる事になるのだと指定管理を振り返りながら考えていた。 |