築地地区の暗雲を考える | |||||
2009/01/20記 | |||||
木更津市築地地区で新日鐵所有の大規模遊休地を利用した商業施設立地が進められているが、アメリカ発の金融危機が回り回って暗雲を漂わせている。 まずは、ロイターが配信した2件のニュースを抜粋記載する。
イオンについては9月、12月の両議会で市長が直接社長に出店の確認を取ってきたというので出店することは大丈夫だと信じているが、計画が遅れそうな状況になってきた懸念は有る。 それより撤退を表明したアミューズメント会社のロジコムについては落胆が大きい。建築計画では「公衆浴場、ゲームセンター、カラオケボックス、ボーリング場、飲食店、ぱちんこ屋」が入り5万uの敷地と鉄骨2階建てで延べ床1万7千uの予定であった。イオンとの役割分担を行いながら賑わいを作るはずの片方が失われることは築地の計画には厳しいものがある。 今心配なのは、不安心理のドミノ倒し現象である。ロジコムも止めたからと、木更津への進出や事業展開に対し精神のブレーキを踏まれてしまわないようにして貰いのである。 そのために、アクセルとなる金田東地区への企業進出情報を早めに開示して、木更津は元気ですよ、と世間にアピールすることが重要なのではないかと思う。 聞いてみると、未だに契約段階まで至っていないので公表は出来ないという事であったが、戦略的には確実だと見込めたら明らかにして、周辺の評価額を高めることが事業の採算性の向上になるのではと思うのである。 また、金田に進出を検討していた企業の中からでも、築地でロジコムの代わりに手を挙げるものが出てきてくれないかと切に願うところである。木更津はまだまだ可能性が高い街なのだから。 間もなく、アメリカではオバマ大統領の就任演説が始まる。 不安心理のドミノではなく、Yes we can の希望に満ちた言葉が世界に広がることを願う。 |