市長選挙が迫る
2010/03/20記
 明日はいよいよ木更津市長選挙の告示日である。現職の水越市長(70)に対し、新人の石川哲久氏(62)と金子康男氏(53)が挑む構図になると予想されている。
 この3名による公開討論会が(社)かずさ青年会議所の主催により行われた。市民会館大ホールで実施されたのであるが、観客は中ホールでも収まる程度の、およそ3百名に過ぎなかった。案内チラシを全戸回覧したと云うことであるが、宣伝力が不十分なのか、市民に感心がなかったのか解らないが、寂しい人数であった。
 公開討論会なんて形式だという人もいるが、このように一堂に会して議論を行うことだけでも充分であり、主催者には感謝したい。
 進行は理事長経験者である茂田君が行った。頭の回転の良い男であることは良く知っているが、緊張していたのか、設問の設定などの運営方法には改善の余地があると思えた。翌日に行われた市議会本会議で公開討論会に出席した議員の多くも同じ意見であった。後輩だからHPでも叱咤激励のために記載するので、秋に予定されている君津市長選挙では充分な準備を望みたい。
 討論会における候補者の話は、聞き手によって捉え方がそれぞれ違ったようで、例えば現職は具体的な裏付けのある話をしていると感心する人もいれば、書いたものを読んでいると見る人もあるし、金子候補は解りやすい話をしていると好感を持つ人も居れば、個人的な不満を言っているだけだという人も居た。ともあれ、何れにしろ選挙に突入である。
 
 選挙が近くなると、街角には色々な掲示物が現れてくる。過去の選挙の時のように顔写真が溢れないだけ良いと思おうが、それでも公共用地に構わずに立てていく姿勢には不快を感じる。
 市を始め、県や国などの道路管理者は適切な対応をしていただくことを希望したい。
 
 市長選挙と同時に行われる木更津市議会議員補欠選挙では、新人の小林紀之氏(56)と永原利浩氏(45)の2名により1議席を争う選挙だと言われているが、双方とも準備に充分な時間がなかったためか市内には浸透しているとは言えず、そもそも補欠選挙があることを知らない市民にも良く出会う。
 この選挙で当選した人とは13ヶ月ほど同僚議員として供に議会活動を行うことになり、来年の4月には、多分選挙で争うことになるだろう。個人的な経験で云えば、13ヶ月は市議会に慣れるには充分な長さが有るとは思えず、半分現職・半分新人のようなままで任期を終えるのだろうと思う。2年連続の選挙は体力も精神も疲弊するだろうから、3年目の我々7名もそれなりにサポートしようと先日打ち合わせたところである。
 いずれにしろ、4月には補欠当選者の参加により議席番号が変わり、個人的に慣れ親しんだ右隅最前列の「1番議員」を譲ることになる。事務的な話であるが、少し残念だと思っている。
 
 ともあれ、選挙期間中に選挙に関係した話をアップすると公職選挙法に抵触する可能性があるので29日まで「思うこと」において選挙の話は記載しないことにするので了承いただきたい。