本千葉にも快速停止
2010/05/13記
 朝、パソコンのメールチェックをしていると友人から『今朝の千葉日報読んだか』と電話が入る。新千葉と朝日新聞しか目を通していなかったので『何か有りましたか?』と聞くと『本千葉にも12月から快速が停まるようだ』と言われる。
 急ぎ新聞を取りに行き、4面の「ちば経済」面を読むとJR東日本が本千葉駅のホームを91m延伸する工事を自己資金約1億9千万円で今月から開始し、12月を目途に完成させ、15両の快速も停止させるようにすると書いてあった。運行の見直しは工事完成後に実施されるダイヤ改正で行うと有るので、少なくとも来年春のダイヤ改正後からは、いよいよ千葉駅を出た内房線快速は巌根駅のみ停車しない状況になってしまう事が明らかになってしまった。
 本千葉駅は定義上は外房線の駅だったので、今まで内房線では唯一巌根駅だけ停止していない、と表明していたが、この変更によって運行上の実質的な意味でも巌根だけが取り残されるのである。
 
 それにしても浜野駅、袖ケ浦駅ではホーム延伸に地元自治体負担が有りながら、今回の本千葉駅の工事はJR東日本の全額自己負担という点が気になる。
 昇降客数が多く、特に県庁を抱え需要が高い中で、民間企業として投資するに値するから、という理由であることは解るが、それ以外の駅には投資する価値がないと表明しているようで、気分的には面白くない。
 
 昨日も市役所でJRとの協議を開始していることを確認している。
 JRは平成24年の金田事業開始に間に合わせることは厳しいという考えを持っているようだが、本千葉の事例では工事着手から完成までは7ヶ月で完成なので、本年度中に設計に着手すれば技術的には充分間に合うことが解ったので、残りは許認可官庁である国土交通省折衝や、本市とJRとの協議など、事務的な部分である。これは短縮の余地が大きい作業なので、双方が同じ目標の元で真摯に協議すれば2年の期間をかけずに達成できるだろうと、高速道路計画や宅地造成を行った経験からは思うのである。
 
 この本千葉停止が巌根駅にとっても追い風になるの事を期待して新聞を読んでいた。