請西の道路を検討する
2011/02/24記
 数日前に下記のようなメールが届いた。
 『ホームページ更新をいつも楽しみにしている、請西東に居住する者です。(中略)国道16/127号への接続は、真舟と請西からのアクセスが主となっており、渋滞が発生しやすい状況となっています。特に真舟からの経路は、羽鳥野からの接続により通勤時間帯はかなりの混雑となっており、更には将来的に千束台からのアクセス数増も予想され、環境への影響も無視出来ない事態が予想されます。』
 
 木更津市で渋滞多発地点は国道16号線の桜井交差点であるが、これは国道16号線が上り車線のみ高架にするという、全国的にも珍しい対応を行った事と、迂回路になる都市計画道路木更津高校高柳線(ジャスコ西側の道路)が木更津高校南側で終わり、他に大きな迂回路もないため、マクドナルドの南側の国道に交通が集中するというボトルネック状況なのが原因である。
 その道路構造に対し第二中学校下の交差点には太田方面からの東西の交通が合流し、メールにあった桜井交差点には羽鳥野・請西方面からの交通が合流するため、現在でも渋滞が多発する地点となっている。おまけにこれらの交差点は国道から東側に入った地点で信号が連続し、交通容量が著しく少なくなっている。
 これらの道路が渋滞するため、総合高校前から駅前に向かう通りに交通が集中し、混雑を招いている。
 
 さらにメールで指摘していただいたように、千束台から請西東まで道路が接続された場合は、真舟からの県道大鷲木更津線との合流地点が大渋滞に成ることは容易に想像され、今の内に対策を考えねばならないことは明らかである。
 そこで、これらを解決する道路を検討したところ、下図のように県道木更津大鷲線をマクドナルドの交差点まで約700m延長し、併せて第二中学校側の12m幅員道路を約500m延長することが理想的であるという結論に至った。
 これにより、国道を経由せずマクドナルドの交差点から都市計画道路潮見木更津高校線(市役所前通り)に接続されるので流れがスムーズになる事は明らかである。しかしこの前提として、木更津第二中学校を真舟にある中学校用地へ移設する他、数多くの家屋や千束台共同墓地等に対して移転補償が必要になり、用地取得には多大な労力を要することになる事は明らかである。ただし、移転先の候補として千束台の区画整理用地が使える事も考えると、見通しは悲観的ではない。
 予算の事を考えると、県道の延長として南側の700mを県が施工して頂ければ市は北側500mの工事で済むが、全部を市の施工とした場合は未だに未着手の都市計画道路を多く残している状況で、早期の事業化は難しいであろう。
 
 なお、上記の図は私が独断で記入したものであり、線形を検討することで移転対象家屋も変わる。更に言えば事業化される可能性も今のところ無い。しかし、将来生じるであろう課題に対し、今の内に対策を提示するのも政治の役割だと思い、敢えて問題提起させていただくことにしたものである。
 
 本来で有れば『ご意見と回答』で答えるところであるが、内容が濃いため『思うこと』にまとめさせていただいた(26日加筆)。