エコカーに更新する
2012/06/03記
 昨年末に、政府の景気刺激策の一環として燃費基準を達成したエコカーの購入者に対する補助金、いわゆる『エコカー補助金』が復活された。総額3千億円の予算が組まれ、2011年12月20日以降に登録された新車に適用され、乗用車の場合は10万円、軽自動車は7万円が2013年2月末まで補助されるという事で始まったが、車の売れ行きが好調で、年内の早い内に予算が消化され、打ち切りになりそうだと報道は伝えていた。
 前回のエコカー補助金は2010年9月に打ち切られ、1年3ヶ月ぶりの復活となる。東日本大震災やタイの洪水で部品供給が停止した結果の大幅な生産縮小や、超円高による輸出採算の悪化を国内需要で埋めることになり、影響範囲の大きい自動車業界が好景気になることは日本国内の雇用の確保や賃金の上昇による景気拡大など連鎖的に良い効果を産んでいくだろう。
 
 そんな日本の経済に対する効果を僅かでも押し上げるため、というほど大げさではないが、今回の補助金を利用して私も車を更新することにし、本日納車の運びとなった。前の車と今回の車を比較した物が下表である。
 
今までの車 購入した車
スバル レガシーGTE ホンダ フィットシャトルHB
排気量 2000cc 排気量 1339cc+モーター
出力 260/6000(PS/rpm) 出力 88/5800(PS/rpm)
駆動方式 4WD 駆動方式 FF
ミッション 5速マニアル ミッション 無段変則AT
 
 今までのレガシーは1999年12月登録の車で、12年半もの長きに渡って乗っていた。最終走行距離は214,143kmと地球5周分であり、燃費をリッター10kmとするとドラム缶百本以上のガソリンを注ぎ込んだことになる。2年前からカーナビも故障して、最近は昔の旅のように地図帳を見ながら走ったりしていた。ちなみに購入は平野議員の店で、12年前は互いに議員になるとは思ってもいない頃であった。
 ちなみに平成23年6月から24年5月までの12ヶ月間に使用したガソリン代を計算してみた(全てカード決済なのでデータから集計を実施)。この1年は、頻繁に東北方面に出かけたことも影響し、何と281,016円も使用していた。流石に特殊な年ではあるが、これが仮に半額で済めば年間で14万円も浮いた計算となり、重量税の軽減等も含めて、お得な買い物である。ただ、その代わり、4WDの走行安定性や、何より走りの面白さを失うことに成るが、地球環境問題に貢献するためと我慢することにしよう。
 
 さて、今回購入したフィットシャトルはハイブリッド車であり、走行燃費消費率であるJC08モードは25.0km/Lと、文句無いエコカーである。他に電気自動車や30km/Lクラスのガソリン低燃費車だけが補助対象になるのかというと、重量クラス別に達成すべき基準が定められており、装備を追加して車重を重くし、燃費基準が緩いクラスに移行する事で補助金対象となる車も有るようだ。
 化石燃料を輸入に頼っている我が国の海外依存度を下げるため、燃費の良い車にシフトすることを政府の目標とするのなら意味も解るが、大型車を作っているアメリカのメーカーに配慮したと思われても仕方ない制度には如何なものかと思わざるを得ない。
 
 乗用車だけでなく、多くの部門で省エネが進み、化石燃料の使用が減ることで日本の国際収支は良くなるし、不安定な中東情勢に脅かされる危険性は減っていくだろう。ただ、ガソリンが売れなくなることで店じまいするスタンドも増えており、市原や袖ケ浦の石油コンビナートもじりじりと景気後退に向かうのかも知れない。再生可能なエネルギーにシフトしていく中で生じる痛みや新しいビジネスチャンスをどうするか、その様なことが今後問われてくるのだろと新車に乗りながら考えていた。