週末の台風の中で思う
2013/09/16記
 大型の台風18号が午前8時前に愛知県豊橋市に上陸し、長野県を抜けて現在は埼玉県を進んでいると報道は伝えている。
 この週末には「みなと木更津うみ祭り」が予定されていたが、この台風の接近予報を元に14日の午前中に中止を判断したようだ。16日は朝から暴風・波浪警報が出され、さらに大雨・洪水警報も出る中で外の暴風雨を見ていると、中止の判断が正しかった事が解る。大変な苦労を重ねて準備をした関係者の皆様の無念を思うと、心が痛くなる。
 
 台風は予想円の西側を通っているので関東への被害は少なく済みそうであるが、報道から流れる京都や福井の惨状は、温暖化の影響で日本の防災は次の段階に進まねば成らないと考えさせられる。大きな被害もなく、通り過ぎて貰いたいと天に願うばかりだ。
 この暴風雨なので外出することもまま成らず、どうせ室内にいるのならと気合いを込めて、明日からの決算審査に備え、質問項目の箇条書きなどを作っていたのであるが、キングファイル1冊に収まらない資料を前に行き詰まり、気分転換が必要だと考え、珈琲を入れてHPの更新を始めたのである。
 
 先週の日曜日の早朝に東京オリンピックの開催が決まり、本格的に東京の改造が始まるだろうという予感の中、13日(金)には東京へ出かける予定があったので、取り壊される前にと、国立競技場スタジアムツアー(約1.5hrで1000円)に参加してきた。
 個人的に気になっているのは新国立競技場の設計なのだが、秩父宮記念スポーツ博物館に設置されている模型は最新の形態ではなかったが、このような複雑な形状の建設プロジェクトに参加すると楽しいだろうな、等と思いながら聖火台等を見てきた。
 選手村から8kmの範囲に多くの施設が収まるというコンパクトな大会を目指していると言う話であるが、海外の多くの選手にとっては時差や気候に順応するため、大会の前に日本に入り調整を行うことに成るであろう。その為の練習会場として、日本中の自治体が誘致を始めると思われるが、木更津も防衛省による整備が待たれている江川総合運動公園の水準を若干高め、世界の一流選手に使って貰うことなどを、これから考えねばならないだろう。
 また、これから2020年に向けて東京大改造の公共事業が多くなる中で、作業員や資材が不足して工事費が高騰し、木更津新市役所の予算に影響してこないかも心配である。
 
 14日(土)の午後には内之浦宇宙空間観測所より延期になっていたイプシロンロケット試験機の打ち上げが成功したという報道が入り、15日(日)の深夜には国内で唯一運転していた関西電力大飯原子力発電所4号機が定期検査のため発電を停止し、1年2か月ぶりに国内の原発の全てが停止した事も伝わってきた。アメリカは取り敢えずシリアでの戦争を回避するようであるし、ヤクルトのバレンティン選手はプロ野球記録を49年ぶりに塗り替える56号ホームランを打つなど、今回の台風情報以外にも大きな話題が続いているが、私はコツコツと昨年度の決算書のチェックを行う、地味な週末に成ったなぁ、と嵐に震える敬老の日の事務所の中で考えているのである。