中郷の意向が示される
2014/10/31記
 今月16日に行われた教育民生常任委員会において、中郷小学校の今後に関する調査の結果が報告された。
 この調査は、中郷小学校管内に住んでいる未就学児及び中郷小学校の児童の父兄に対し、井尻地区に中学校機能を併設した小学校を造る方向であることを前提にして、子供を中郷小学校や中郷中学校へ通わせたいか、無記名で答えていただいたもので、議会では、その集計結果が報告されたのである。
 
 この結果を29日に地元に説明するという事であったので、それに先行してHPにアップする事は避けた方がよいかなと思って今まで暖めていたのであるが、説明も終わり、回覧を行うと言うことなので約2週間遅れで記載することにした。
 
 まずは結果を一覧表に整理したものが下表である。
全対象者数 小中学とも
中郷通学
小学校のみ
中郷通学
小中学とも
中郷以外
未回収及び
未回答
未就学児 91人 37人 8人 18人 28人
100% 41% 9% 20% 31%
中郷小児童 79人 44人 24人 3人 8人
100% 56% 30% 4% 10%
 年齢についての記載が無くて、どちらだか解らない6人は未回答に含め、市の集計方法では年齢別に整理していたものを未就学と小学生の2区分に分け、私なりに整理した。2区分にした理由は後に示す。なお、上段の数字が実数(人)、下の斜字が全対象者に占める割合(%)である。
 
 中郷小児童の未回収等が10%と少ないのは学校を通じて調査を行ったためと思われる。しかし、開封は全て市役所において行われたので、誰がどの様な考えなのかは解らない。
 現在、小学校に行っている児童の30%が中学では中郷以外に行こうとしている事や4%は中郷小以外に行きたいと思いながら中郷小に行っている事、未就学児の父兄の20%が小学校から中郷以外に行かせたいと思っていることなど、結構衝撃的な結果であった。これを円グラフにしてみると下図のようになる。
 
 この結果から色々と思うところは多いのであるが、今回はあえて私見を交えず、坦々と結論を記載することに留めようと思う。なお、教育部に問い合わせると、教育委員会としては公表する予定は無いと言うことなので、私もどうするべきかと悩むところであったが、秘密にするのも却って疑心暗鬼に成りそうなので、逢えて記載する。ただし、特定の個人が想像出来ないように年齢別ではなく「未就学」と「小学校児童」の2区分に変更することにしたのである。
 
 12月議会では今後の在り方を質問する議員が出てくるものと思われる(少なくとも我が会派には居る)ので、この結果が前提となる。どの様な議論が展開されるかが気になる所である。