2014年を振り返る
2014/12/31記
 いよいよ今年も今日1日を残すのみである。今年の冬至は新月と重なる「朔旦冬至」と呼ばれる19年に1度の特別な日だったというニュースが流れる中で、新しい年が始まる「元日」は、何故冬至から1週間ずれているのだろうかという長年の疑問を調べてみた。するとインターネットとは便利なもので、同じような疑問を持った人に対する回答が記載されていた。
 
 その回答によれば、西洋で太陰暦からユリウス暦に移行された紀元前45年1月1日が現在の正月にあたるためで、それ以外の特別な意味は無いという衝撃のつまらない事実であった。
 なお、ユリウス暦は精度が悪く、現在はより高精度なグレゴリオ暦に切り替えられており、天文学的には1582年10月4日までユリウス暦で表記し、翌日の1582年10月15日以降をグレゴリオ暦で表記するので、1582年は10月5日〜10月14日の10日間は暦上存在しない事など、世の中には知れないことが多い。
 
 更に掘り下げると暦が初めて作られた頃の1月は春分の日を含む月、つまり英語で記載するとMarch(現3月)だったようだ。何故ずれたのかというと「神が冬至に死に、その後復活する」という宗教観で冬至の復活祭がローマで流行した結果、「冬至を含む月が年末で、新しい神を迎い入れる翌月が新年」に成った為である。
 その結果7を示す古語であるSeptを語源とするSeptemberが現在は9月、8の古語であるOctが語源のOctoberが10月に成っている。昔は10月を示していたDecemberの次に現在の1月に成ったJanuaryが有り、閏年の調整が年末に当たるFebruaryに行われていたので、現在も2月に調整される事まで知ってしまった。
 
 そう考えると元旦には特別な意味は無いと思えてくるのだが、大掃除で気分を新たにして、紅白歌合戦の前に1年を振り返るために人々が決めた日だと思って、例年通り、大晦日恒例の「今年を振り返って」を記載する事にした。
 
 自分のことの前に、12月5日に「平成26年木更津市政十大ニュース」として秘書課より発表された下記の10件を整理する。時系列で並べ、順位付けは行っていない。
No 時期 項目(若干の改変有り)
1 03月 渡辺芳邦新市長就任
〜未来へともに!市民総出のスクラム宣言〜
2 03月 「木更津市基本構想」改訂
3 03月
06月
平成25年合計特殊出生率 千葉県No.1
〜長須賀・ふくた保育園新園舎オープン〜
4 04月 33年ぶり 真舟小学校新設
5 04月 800円継続 東京湾アクアライン通行料金
6 07月 巌根駅西口駅前ロータリー改修工事完成
7  
07月
11月
まちづくり進展 金田東地区
〜三井アウトレットパーク木更津増床オープン
・金田東特定土地区画整理事業竣工〜
8 08月 木更津港まつり 過去最大規模
10,000発の花火・4,481人のやっさいもっさい踊り
9 10月 みなとまち木更津再生プロジェクト推進
〜イオンモール木更津グランドオープン〜
10 10月 .「ちばアクアラインマラソン2014」開催
 
 このように見ると木更津市にとっても大きな変化があった事が解るが、私も公私ともに重要な年と成っていた。それでは前振りも長かったが、個人的な1年を総括してみる。
 
 まず、議員としては例年通り3月を休憩した後、6月議会で副議長に就任したので、それ以降の議会質問が全て出来なく成ってしまった。議員になって初めて議会質問をしなかった年だった。
 視察は会派で新潟方面(新発田市・長岡市)と北東北方面(紫波町・宮古市・八戸市)に行き、建設常任委員会で北九州方面(嬉野市・久留米市・福岡市)、議会運営委員会で東海方面(犬山市・四日市市)と南東北方面(会津若松市・登米市)に行った他、個人的に島根県美郷町を訪問したり東京で開催された日本自治創造学会等に出席し勉強を重ねてきた。
 地域の祭礼や様々な行事には例年以上に出席してきたつもりであるが、特記すべきはNOPの増床及びイオンモール木更津の竣工式に出場した事やアクアラインマラソンでスタート地点及びハーフとフルのゴール地点を見守ったことが挙げられる。
 議会選出の農業委員は3年の任期を終えたが地域代表としての農協理事は現在も引き続きその責を担っている。
 
 個人を越えた行政面では市政のニュースにも有る渡辺芳邦市長を誕生させたことが大きい。市庁舎の建設延期や市民会館の休館の決定など政治家として辣腕を振るっているが、中郷小中学校の問題やオスプレイ整備拠点化への対応等、まだまだ課題の多い日々であるから議会として支えることが重要であると考えている。
 地域での重要事項として、巖根駅は駅前広場の整備が終わっただけでなく年末になり京葉線快速が停車する事が決まった。今後は新しい運動展開を模索せねばならない。
 
 プライベートな部分では、今年は50歳の大台になり、1月3日に岩根中学校(77人参加)、3月29日には君津高校(107人参加)という学年全体の同窓会を、どちらも幹事長として設営した。
 登山は春の大雪の関係で4月の篠井山までシーズンが空いたが、6月には甲武信小屋に泊まる縦走を行うなどそれなりに充実し、スキーも山陰で楽しむなど山の趣味は充実したが、海で泳いだのは12月が最初になるなど、海の趣味が疎かな年であった。
 登山以外の旅として、海外旅行は2年連続となるベトナムと年末のインドネシアへ行ったし、北陸、中国、北海道でドライブ旅も楽しんだが、例年のボランティア活動は今年行うことが無かった。
 読書は36冊で一昨年の32冊よりは多いが昨年の44冊より少なくなった。映画館で見たのは14作品であったが、来年は近くにイオンの映画館が出来たので多く通いたいと思う。自転車の旅とダイビングは今年も行わなかった。
 父が昨年の秋に受賞した旭日双光章の祝賀会を開いたのも今年であったし、春の褒賞を受けた貫議員の祝賀会にも出席した。
 
 そして何より今年が特別な年になったのは、12月13日に八剱八幡神社で挙式を行い嫁を貰ったことである。254人の臨席者の中で披露宴を開き、新しい人生の門出を見守っていただいたので、これからは守るものを背負った人生を歩んでいきたい。
 
 
 披露宴や2次会に出席していただいた方々を始め、2014年にお世話になった全ての人々に感謝を申し上げ、来る2015年には統一地方選挙も訪れるが素晴らしい年となる事を望み、今年の「最近思う事」の記載納めにしようと思う。