県議の選挙が始まる
2015/04/06記
 統一地方選挙は先月26日の北海道などの知事選挙から始まり、いよいよ千葉県でも今月3日から県議会議員選挙が開始された。告示の日の午後5時までに定数を超える候補者が届出を行わなかった、つまり無投票だった選挙区は県内46選挙区のうち18選挙区となり、定数95人のうち24人が無投票で当選した。近隣でも君津市・富津市・袖ケ浦市は無投票となり「有権者の選択肢がない」といった声も上がっているようだ。
 
 無投票になった18選挙区のうち12選挙区は定数1で、残りは全て定数2の選挙区であった。政権与党の自民党に対して候補者を擁立出来ない野党もふがいないとも思うが、選挙を行う当事者からすると、無投票は羨ましいというのが素直な気持ちである。
 
 さて、近隣三市が無投票を決める中で、木更津市では3人の候補による選挙となった。既に候補については皆が知っていると思うが届出順に次の通りである。
 
届出順 氏名 生年月日 年齢 区分 政党
1 大野俊幸 S33.03.22 57歳 新人 自民党
2 高橋 浩 S37.04.08 52歳 現職 民主党
3 森 岳 S54.05.31 35歳 新人 自民党
 
 大野候補は市議会議員6期の実績があり私も2期8年間に渡り建設常任委員会をともにした人である。高橋候補は6年前まで市議会議員をしておりフォーラム未来という会派で同じ釜の飯を食べた仲間であり、その上に青年会議所や巌根駅快速停止運動でともに汗を流した間柄である。しかし、今回私が応援しているのはどちらでもなく森候補である。
 
 それは森候補の人柄に依るところもあるが、何より木更津の市政に責任を持つ議会人として、木更津市長選挙で現在の渡辺市長を応援した与党の候補だからであり、県の補助事業を活用しながら施策展開を図るためには市長と意志疎通に齟齬のない候補が理想と考えるからである。その点では市長の高校の後輩であり商工会議所青年部の歴代会長という共通点は利点であろう。
 
 大野候補は市長選挙で自民党公認候補の渡辺候補を応援するのではなく対立する石川氏を支援したし、高橋候補は素晴らしい人柄でも残念ながら野党なのである。森候補の35歳という若さや経験の少なさはこれから県議会議員をする中で育てていけば良いと考え、今回の県議会選挙に臨んでいるのである。