出陣式で発表する
2015/04/21記
 選挙戦に突入して3日が過ぎた。この間に思った多くの出来事は選挙終了後に回して、まずは今回の出陣式で行った私の決意表明をここに示す。原稿を読み上げたのではないので、下記の通りの内容では無いが、内容には大きな差はないと思っていただきたい。
 
 『お早うございます。皆様には日曜日の朝から出陣式にご参集いただき、心より御礼申し上げます。特に稲作農家の皆さんには田植えで忙しいときに、漁業組合の皆様には潮干狩り場が開いている時間にも係わらず、出陣式へ足をお運びいただき、誠に有り難うございます。また、地域の取りまとめに苦労されている区長の皆様や班長などの役員の皆様、高齢者を支えている民生委員の皆様、岩根西地区の教育を影から支えるジェスパルの皆様を始め、多くのボランティアの皆様には特に深く感謝いたします。皆様に支えられて木更津市は成り立っています。
 そのような皆様の前では、プロである市議会議員の「有り方」が問われていると感じます。特に近年は号泣議員やセクハラ議員など、地方議員の信頼を失墜させる輩が報道を賑わせました。毎年後援会報を郵送していますし、ホームページで日々の活動報告や市政の解説も行うなど、真面目にやっている私などは困っています。私を良く知らない市民からは同じ穴の狢と見られがちです。そのような多くの方に『近藤忍はとても良くやっているから安心して投票してよ』と広げていただける事を皆様には、ご期待します。
 さて、私が、8年間木更津市議会議員を務めている間に、32回の定例議会がありました。副議長を務めていたこの1年間を除けば、毎年のように議会質問を行い、合計24回の質問の中で、土地開発公社の健全化や水道事業等の広域行政化、学校耐震化の推進等を行って参りました。特に昨年の3月に誕生した渡辺市長とは市長選挙の立候補にあたって意見交換を行い、子育て施策の一元化や地域による高齢者見守り体制の構築、公共施設マネジメントへの取組や市税徴収の強化など、木更津市のサービス向上や行政改革になる取組について意見が一致し、動き始めています。
 また、この地域でも巌根駅の快速停車や江川総合運動公園の整備、小櫃川河口付近への津波避難用高台の造成なども盛り込んでいますので、時間は掛かるものの、引き続き財政を健全に運営する中で地域の利便性向上を図っていくため、行政と議会が両輪となって進めております。渡辺市政の取組も始まったばかりです。どうか新しい木更津市を造る過程に加えて頂きますよう、今回も皆様のご協力を切にお願いいたします。
 今回も江川区・万石区・西山区と江川漁業協同組合のご推薦に重ねて、岩根西区長会のご推薦も頂きました。その重責に答えるべく、この1週間の選挙戦を一生懸命戦います。しかし、先週の県議会議員選挙では、三つ巴の激しい選挙戦に成ったにも係わらず、投票率が42%を下回るなど、多くの市民が政治に対して期待を抱いていないようです。推薦をいただいた地区だけでなく、多くの市民が期待を抱いていただけるよう、頑張って参ります。
 最後に私事ですが、昨年の12月に嫁を貰いました。今後も皆様の暖かいご指導を宜しくお願いしたいところではありますが、実は天からの授かりものを頂き、
現在は妊娠7週間目で、妊娠初期の微妙な時期です。私と一緒に自転車で回るような無理をさせることが出来ず、今回の選挙では事務所の番と、電話でのお願いに終始することをご理解願います。嫁の分は、何時も以上に私が頑張る覚悟です。そして当選させていただいた後には自らが子育ての経験を積みながら福祉を学び、木更津市を今以上に生活しやすい街にしていくよう努力することをお誓い申し上げます。
 以上で決意表明とさせていただきます。宜しくお願いします。』

 
 自分に子どもが出来たことを出陣式の挨拶で披露する男が他にいるだろうかと思いながらも、嫁に無理をさせないための必要事項であった。さらにHPで公開する男も如何かと思うが、それはさておき、これからは父になる経験やPTAなど、他の多くの人が経験した道のりを私も辿りながら、より良い議員になれればと思いつつ、取り敢えず選挙戦が終わった翌日には母子手帳を貰いに行こうと考えながら、今回の記載を終えることにする。
 
 4/22追記:この記事を読んだ知人より下記メールが届いた。
以前、今は亡きK.Eさんが「近藤忍は議員として大変がんばっている。結婚して、子供ができれば、なお議員としていいんだけど。」と話していたことが思い出されます。良い発表ができて良かったと思います。ご健闘をお祈りします
 この選挙が終わったら墓前に報告に行こうと、しみじみ思った。