水道企業団議会に出る | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2015/11/22記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
統一地方選挙が終わった後の5月14日に開催した臨時議会で各種広域議会等の人事が決められ、私は「君津広域水道企業団議員」として選出された。これは広域行政として取り組む事業における議会のチェックであり、他には敬称略で「君津中央病院企業団議員(石井勝・平野卓義)」、「広域市町村圏事務組合議員(滝口敏夫・大村富良)」「後期高齢者広域連合議員(篠崎哲也)」の3組織が有る。県の参加の有無など構成団体が違うので致し方ない部分もあるが、個人的には広域連合制度のもとに各業務を包括し、各市の人口割りに応じて選出された30名程度から成る広域連合議会によるチェックを行うべきではと考えている。 ともあれ、選出されてから約半年が経過した11月18日に、平成26年度決算認定等を議題とした今年度始めての会議が開催された。因みに議員は君津広域水道企業団の行成団体である千葉県・かずさ四市から次の10名が選ばれている。 |
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渡辺芳邦木更津市長が君津広域水道企業団の代表である企業長に就任しているため、代わりに副市長が入る形で上記のような構成となっている。それぞれに多忙な人達が集まるため、各議員に対して事前に議案の説明と解説が行われているため当日にいきなり質問されることが少ない進行となる。ちなみに議長は鈴木君津市長が務める事となっている。 私は説明を受けた際に当日までに確認しておいて欲しいという確認をしたことを2点ほど質問したが、2月頃に開催予定の予算を前提とした議会では具体的な問題をもう少し聞くべきかなと考えながら最初の議会を終えた。 「君津広域水道企業団」は平成26年度に合計約4821万tの上水を千葉県営水道と四市の水道に供給し、水の売上による営業収益は約60億円、他の収益も含めた収益総額約68億円の企業体であり、平成27年度当初では69人の職員で運営されている。なお、今後はこの企業団を核に四市の水道事業の統合が検討されていく事となる。 因みに職員の年齢構成は下表の通りである。 |
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これをグラフ化すると下図の通りである。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
全体の1/4程度が数年の内に定年となる組織構成であり、再任用を活用した技術の継承も課題であろうと考えている。 今回の議案の一つが基本料金の引き下げで、80円/m3であったものを79円/m3に下げるものであるが、基本水量を県から若干減らし、四市に配分することが前提なので、各市の負担が大きく減る訳ではない。なお、使用料金は24円/m3で変更はない。 合意を交わした基本水量を全て買えば、79+24=103円/m3の単価となるが、実際には水需要の低迷と人口増加が当初想定に達していないため契約数量を下回る量しか購入しない事が多く、結果として単価は高いものに成っている。各団体が購入している平成26年度の実績単価は下記の通りである。 |
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富津市の単価が安いのは市で管理していた水道用ダムの廃止に伴い企業団からの受水が伸びたためである。沢山買えば安くなる代わりに支払総額は多くなるという制度なので運用上の問題はないが、不公平感は拭えない。水道事業統合までの各市負担の見直しが必要なのではと思うところである。 取り敢えず、最初の議会に出てきたので簡単に記録をまとめることとした次第である。 |