ダイヤ改正を調べる
2017/03/05記
 JRのダイヤ改正が昨日行われた。今回のダイヤ改正は館山発の内房線上り列車が今までのように千葉駅まで行かず木更津駅で折り返しになるとか、特別快速が廃止になるとかで房総半島では評判が悪く、館山市を中心に本市を含む多くの自治体が千葉支社を訪れて異議を伝えてきたと聞いている。
 2月28日に斉藤高根議員が行った会派羅針盤の代表質問に対しても巌根駅の停止列車は上り6本、下り5本の合計11本が削減されると云う回答であった。京葉線快速が停止して便利になったのも数年でこのような事態に成ってしまったことに憤りを覚える。
 
 では、具体的にはどの様に変わったのか、ダイヤ改正前後の時刻表を比較してみた。表中のは京葉線直通の東京駅行きの列車を示しており、上りの19:49と22:02以外は全て京葉線内を快速運行している。
巌根駅(平日)
ダイヤ改正前 ダイヤ改正後
上り 下り 上り 下り
1 5 4 6 21 5 4 6 21
2 32 7 6 32 7 7
3 53 34 53 34
4 6 17 52 削減@ 52
5 23 8 4 6 23 8 4
6 34 23 削減A 23
7 52 44 52 44
8 7 1 9 0 7 1 9 0
9 21 22 21 削減@
10 28 41 28 41
11 41 10 0 41 10 0
12 57 31 57 31
13 8 11 50 8 11 50
14 31 11 5 31 11 6
15 49 35 49 削減A
16 9 14 50 9 4 43
17 31 12 5 30 12 6
18 48 35 43 35
19 10 3 50 削減B 54
20 18 13 5 10 17 削減B
21 33 35 31 13 35
22 48 50 48 51
23 11 18 14 5 11 24 14 6
24 33 35 削減C 削減C
25 48 50 45 43
26 12 18 15 5 12 18 15 6
27 33 35 33 35
28 48 50 48 50
29 13 18 16 5 13 24 16 6
30 33 28 削減D 削減D
31 48 41 48 36
32 14 18 51 14 21 50
33 33 17 19 削減E 17 19
34 48 34 45 34
35 15 18 47 15 18 47
36 33 18 17 33 18 17
37 16 3 36 16 6 37
38 18 19 5 19 19 5
39 33 13 33 14
40 17 7 22 17 7 22
41 20 43 20 43
42 33 20 7 33 20 7
43 18 0 20 18 0 20
44 20 32 19 33
45 46 43 44 42
46 19 7 21 7 19 7 21 7
47 22 20 26 20
48 49 39 49 39
49 20 0 22 14 59 22 14
50 19 24 20 19 24
51 48 38 48 38
52 21 7 23 8 21 7 23 9
53 26 24 26 24
54 22 2 37 22 2 38
55 19 0 1 19 0 1
56 50 23 51 23
57 23 7 44 23 8 44
 
 今までは上り下りとも57本の合計114本が運行されていたから比率にして9.6%の削減である。それは昼間の乗車密度が薄い時間帯から削減されると思っていたが、千葉市で午前8時から勤務するような人が通勤する午前6時台で上り列車が2本も削減されていた。その時間帯に残ったのは京葉線直通の快速列車だけなので、巌根駅から本千葉・千葉に行く場合は蘇我駅で乗り換えを余儀なくされることになる。
 列車間隔についても今までも快速通過の時には30分も待たされて不快感を覚えていたが、下り列車の09:00〜09:41と12:54〜13:35の間で41分間も待ち時間が生じてしまう。これから木更津駅周辺に用事があるときも時刻表に気をつけないと駅で長い待ちぼうけをしてしまうことに成ってしまった。もっともJRで巌根駅から木更津駅以南に乗っていくのは飲み会のある時なので、夕方の便が減っていないため個人的には影響は少ない。
 
 終電が大幅に早められてしまった久留里線沿線の人に比べればまだ千葉駅を日付が変わってから帰ってこられることなどで良い方なのかもしれない。それでもこの様な事態に際して声を挙げることをしないと単純に容認したと思われるため『巌根駅に快速電車を停めよう!推進協議会』として何らかのアクションを行わねばと思いながら、地域の役員が替わり、協議会の構成も変わる新年度を待つことにしているのである。