総合の優秀に思う
2017/07/25記
 今日は夏の高校野球千葉大会の決勝戦が行われ、我が地元の岩根西中学校卒業である山下輝投手を擁する木更津総合高校が出場することとなったので、明日から行政視察に出発する準備も投げ出してZOZOマリンスタジアムへ出かけた。
 結果は既に多くの人が知っているように木更津総合高校が千葉県大会を制して甲子園に出場することが決まった。今年もNHKで木更津市紹介のビデオが流される事になったわけである。
 
 高校野球のシステムとして入場料金は600円で席は内外野何処でも自由となっている。私は木更津総合側の3累側の内野2階席からスタートし3累側外野席、1累側外野席、1累側内野2階席と球場を回るように見学をして最後には3累側内野1階席で勝利の瞬間を迎えた。
 回って感じたことは地元の近い習志野ファンが球場の約7割に達しているのではないかと感覚である。試合展開は対戦相手の習志野高校の守備は良いし打撃も好調なチームで息の詰まる展開であった。そんな中でよくぞ勝ったと応援したい気持ちで今回の記事を勢いで書いているのである。
 
 木更津総合高校の県大会予選を振り返ってみると、初戦の流山おおたかの森高校で競った試合をして気合いを入れ直したようで次の千葉西高校、幕張総合高校とコールド試合を展開し、エース山下が出場した19日の東京学館浦安高校、市立船橋高校と完封試合で勝ち進んだが、昨日の東海大望洋高校と本日の習志野高校では厳しい展開に成る中を戦ってたことが解る。また、今日が初めての後攻で、相手の攻撃を凌いでの勝利だったのかと解ると、本日の試合を見られたことの貴重さが改めて実感される。
 
試合日 高校名 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
14日 流山おおたかの森高校 0 0 1 1 0 0 0 0 0 2
木更津総合高校 0 0 2 2 0 0 0 0 X 4
16日 千葉西高校 0 0 0 0 0 0
木更津総合高校 2 0 17 7 X 26
18日 幕張総合高校 0 0 0 0 0 0 0
木更津総合高校 4 0 1 1 0 4 10
21日 東京学館浦安高校 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
木更津総合高校 0 0 1 0 0 0 1 2 X 4
22日 市立船橋高校 0 0 0 0 0 0 0 0
木更津総合高校 0 1 4 0 2 0 X 7
24日 東海大市原望洋高校 0 0 0 1 0 0 0 1 0 2
木更津総合高校 3 0 0 0 0 1 0 2 X 6
25日 木更津総合高校 1 0 0 2 0 1 0 0 0 4
習志野高校 0 1 0 2 0 0 0 0 0 3
 
 22日以降の対戦高は夏の甲子園に出場経験が有る強豪校だなと思い、平成以降の千葉県代表校の歴史を調べてみると下表のようになった。着色は木更津市の高校である。
 
大会 開催年 出場高校名 回数 備考
 71回  平成元年 成東
 72回  平成2年 成田 6
 73回  平成3年 我孫子 2
 74回  平成4年 拓大紅陵 4 準優勝
 75回  平成5年 市船橋 Best4
 76回  平成6年 志学館
 77回  平成7年 銚子商 11
 78回  平成8年 市船橋 2
 79回  平成9年 市船橋 3 Best8
 80回  平成10年 八千代松陰
市船橋 4
 81回  平成11年 柏陵 Best8
 82回  平成12年 東海大浦安 2 準優勝
 83回  平成13年 習志野 7
 84回  平成14年 拓大紅陵 5
 85回  平成15年 木更津総合
 86回  平成16年 千葉経大付 Best4
 87回  平成17年 銚子商 12
 88回  平成18年 千葉経大付 2
 89回  平成19年 市船橋 5
 90回  平成20年 木更津総合 2
千葉経大付 4
 91回  平成21年 八千代東
 92回  平成22年 成田 7 Best4
 93回  平成23年 習志野 8 Best8
 94回  平成24年 木更津総合 3
 95回  平成25年 木更津総合 4
 96回  平成26年 東海大望洋
 97回  平成27年 専大松戸
 98回  平成28年 木更津総合 5 Best8
 99回  平成29年 木更津総合 6
 
 決勝の相手は93回大会の優勝チーム、準決勝の相手は96回大会の優勝チーム、Best4を賭けた試合相手は89回大会の優勝チームだから木更津総合高校にとっては厳しい組み合わせの中で戦っていたことが改めて解る。木更津総合高校も85回大会以降の15年間で6回目の出場を果たすのだから、強豪校の名を揺るがないものにしていると、地元の誇りを感じている。一方で74回大会では全国準優勝となった拓大紅綾高校が最近は決勝にも進んでいないことが残念にもなる。76回大会出場の志学館高校も頑張って欲しいものだと思うのは贅沢な悩みであろうか。
 
 あとは昭和50年の第57回大会以来、全国制覇から遠ざかっている千葉県勢の代表として優勝旗を木更津に持ち帰って欲しいものだと考える。昨年の春はセンバツの試合で熊本県の秀岳館高校とbest4を賭けた試合を見に行き悔しい思いをした。夏は甲子園へ応援に行けなかったが、今年の夏は8月4日に行われる抽選の日程によっては駆けつけなければと考えながら今回のマニアックな記載を終了したい。