消防団早出大会で思う | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2017/11/08記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
5日の日曜日は第40回木更津市消防団早出放水競技大会が潮見の旧市役所西側駐車場用地で開催され出席してきた。朝は曇りで風も冷たかったが直ぐに晴れてきた。写真は選手宣誓をする昨年ポンプ車優勝の5分団1部(以下「5-1」という形式で記載)の団員である。 市内の消防団は女性だけの機能別消防団を除き、39個部有るが、今回の大会では八分団(富来田地区)の7個部が欠場となり、併せて八分団出身の篠崎副団長(兼市議)も欠席していた。欠場の理由は地域での行方不明者の捜索のためであり、大会に向けて練習を重ねてきた要員にとっては残念であったこと思うが大会終了の頃に発見の報告があったので悔いが残らないことを願うばかりである。 捜索は前夜から行われていたようだ。過去には中央地区で消防団が捜索して発見された事例も有ったと聞く。個人的には人命優先という考えを理解できるが、これから高齢者が増える世の中で行方不明者が出る度に消防団が動員された場合には疲弊が進み、現在でも勧誘に困難を極める進入団員の確保が難しくなるのではと危惧もされる。 木更津市では老朽化したポンプ車を新しい車両に更新する場合は更新費用を抑える事も目的として小型ポンプ(可搬)に変更している。昨年度はポンプ車であった3個部(1-1、3-1、7-4)の車両が小型ポンプに変更となったのでポンプ車は8個部に減少し、小型ポンプは31個部に増加している中で大会を迎えた。 そのため、小型ポンプをA、Bの2組に分けて予選を行い、その上位3チームの合計6チームで決戦を行うというルールに今回から変更されていた。今までの大会のように1発勝負から新しい試みに変わった事でどうなるかも楽しみにして大会を見ていた。 まずは予選の結果は下表の通りである。 |
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表中の優勝の年度は最新の値である。なお、1-1はポンプ車の部門で優勝回数11回を数え、3-1は初回に優勝、8-6も優勝回数2回の部であるが、双方とも「小型ポンプ」の部では初出場になるため優勝回数は※印としている。 優勝は表に記載しているように10個の部が経験しており、そのうち2-4の14回と2-2の11回が突出して多い。今回も予選タイムでの最速は2年前に優勝した7-3であった。A、Bの上位3チームのタイムが全体でも上位6チームに収まってくれたので異論は出されなっかたが、この制度は籤運も重要な要素だと感じている。 決勝に残った6チームのうち3個部が四分団である。私も20年前に分団長を務めていたので思い入れが強い。それも全て優勝経験の無い部ばかりである。 予選が終わり休憩タイムが入り、小型ポンプの決勝の前にポンプ車の部の試合が行わた。結果は下表の通りである。 |
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優勝回数5回を数える8-2の欠場で7個部による戦いとなったが、表に示すように四分団の4-3(久津間)が優勝となった。なお優勝回数の合計が39に成らないのは前述の通り1-1、3-1、8-6という優勝経験のある部が小型ポンプの部に移動したためである。 そして予選で敗退した部も見守る中で行われた小型ポンプの決勝結果は下表の通りであった。 |
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予選最速の7-3がまさかのホース結合ミスで失格となり、他の多くの部も操作ミス等による減点タイムを与えられる中でノーミスであった4-7(旧高柳)が初優勝となった。想像通りに予選と決勝というスタイルはドラマを生んでくれた。私はポンプと小型ポンプの両方で優勝が四分団に成ったことで大満足である。 今後もポンプ車から小型ポンプへの変更だけでなく人口減少地域での要員不足に起因する消防団の再編等も進み、同じ形式での大会を開催することは不可能のとなろう。今回のように自らルールを作り直し、消防団員である事のモチベーションを高める取組を維持する事は今後も続けて欲しい。大会を見ながらそのような事を考えていた。 |