接種計画が変わる | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2021/06/15記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
本日開催された教育民生常任委員会協議会において、新型コロナウイルスワクチン接種に関する情報が提供され、木更津市の接種計画が更新されたことの報告を受けた。 今回の変更点の中で私が注目する主なところは次の通り。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
@ | 接種の基本方針に医療機関による個別接種を主とし、集団接種を平行で行う補完的なものとして位置付けたこと |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
A | 下表に示すようにワクチン接種範囲を12歳まで拡大し対象者数を精査したこと | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
従って私が今後の接種率を算定する場合は、この人数を元にして計算を進める事にする |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
B | 個別接種を行う医療機関数を55施設から59施設に拡大したこと |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
C | 集団接種の能力を現行の一日当たり240回(初回120回と2回目120回)から252回(初回126回と2回目126回)に拡大するとともに金曜日と土曜日に84回の夜間接種を開始すること |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
D | 7月下旬から小中学校の教員及び保育士等に対し特設会場で集団接種を進めること なお会場は一般の集団接種が休みとなる水曜日と木曜日の福祉会館、若しくは消防本部の会議室等を想定しているようだ |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
E | 64歳以下の接種スケジュールは下表に示すように60歳未満では行動が抑えられていない若年層から優先するように定めたこと | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
防衛省が東京駅の近くで開設している大規模接種会場は高齢者の予約が埋まらない状況が続いているので接種券を持つ全ての者の予約を認めるようになった。しかしながら上の表に示すように木更津市では64歳以下の接種券が郵送で手元に届くのは7月5日以降になり、基礎疾患を抱えて不安に思う人達でも市外で接種を受ける権利が奪われている状況となる。それをカバーするため、65歳未満でも申し出により、個別に接種券を渡す対応を行うようである。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
接種券については、個別対応措置が広く市民に知られたときには市役所の窓口が混乱し電話は鳴り止まない状況に成りそうだから、本日16歳以上のおよそ5万2千人に接種券の発送を済ませた君津市のように、全世代に向けて接種券を郵送すれば済む話しだろうと担当に伝えたところ、全国で同様の作業が進んでいるため印刷や袋詰め作業を間に合わせることの出来る業者を確保できないことや、一度に届くと市に問い合わせが集中して対応に困難をきたすために出来ないということである。 他の部署から応援を呼び、コールセンターを活用し、アルバイトを雇って市役所の直営で袋詰め作業をするような発想と人的余裕はないのだろうかと疑問に思う点である。 なお、この計画は6月16日現在のもので、政府からのワクチン供給が遅れたり、医療機関の都合で接種速度が変更したり、更には感染の主体的な年齢が変わるなど状況の変化が生じることが予測されるので、適宜適切なものに改めていく弾力的なものである。 本日も市内で11人の新規陽性者が明らかになり、木更津市における人口10万人当たり一週間新規感染者数は25.2人となってしまった。昨日まで4日間のステージVの段階を経て収束せずに、再度ステージWの状況に戻ってしまっているのである。市としても最近の感染拡大を考慮し、千葉県に対し市原市や袖ケ浦市等とともに蔓延防止等重点措置の対象地域に指定することを要請したようである。 4月20日に千葉県が指定され、5月8日と5月28日に延期された蔓延防止等重点措置の再延期が決まる前であるが、東京都も緊急事態宣言が明けた場合でも蔓延防止等重点措置を続けると言っている状況を考えると首都圏の自治体はオリンピックの開幕近くまで制限が加えられる事に成るのだろう。 蔓延防止等重点措置の指定を受けた場合、現行のルールでは飲食店の営業終了時間が20時に繰り上げられた上にアルコールの提供が終日出来なくなるので飲食店等に与える影響はかなり大きくなるものと想像できる。 ワクチン接種を進め、感染が拡大しなくなる努力が求められている現実を突きつけられ、接種計画の変更と病院等の奮起によってこの地域が早く救われることを願うばかりである。 |