鳥居崎公園で飲む
2022/03/19記
 昨日、鳥居崎公園の再整備が終了し、3つの商業施設がオープンした。これは「みなとまち木更津再生プロジェクト」の一部に位置付けられるパークベイプロジェクトとして、都市公園法の公募設置管理制度、いわゆるPark-PFI制度を活用し、民間活力による公園の整備を行ったものである。
 3つの提案が寄せられた中から大和リースが事業者として選定され施行は潟Lミツ鐵鋼建設と谷中造園土木鰍ノよって進められた。商業施設を除く公園の公共施設の整備費は4億3800万円で、市の負担はその45%となる1億9800万円で、そのうち7500万円は国の補助が入るので実質的には1億2300万円を負担することが昨年の3月議会で承認されている。
 議会承認後に事業者と契約し、当初はもっと早い開業を目指していたがコロナ禍で飲食店の営業が苦戦する中で工事着手は昨年の夏まで遅れ、今回の開業に繋がったものである。
 
 そんな訳で生憎の雨であったが、オープニングイベントが終了した午後3時から公園内を見て回った。
 鳥居近くまで市道が入っているがバリケードで車両進入禁止措置を行っている所を通り抜ける。個人的には交差点から先の部分は道路を廃止して公園に編入した方が一体的な整備が出来ると思うところである。
 「鳥居崎公園」名前の由来になっている八剱八幡神社の鳥居は崩壊の危険性があるため立入禁止になっており、脇に通路が整備されていた。傷んでいた駐車場も舗装が打ち替えられ区画線で綺麗に駐車枠が指定され、3on3のバスケットコートはフェンスで覆われトイレも更新されていた。遊具もカラフルに塗り替えられていたが上屋が壊れたままのベンチも残っており、今後バーベキューエリアの整備などの計画の中で更新されることを期待したい。
 ホームレスが生活していた橋の下からインターロッキングブロック舗装がされ、質感が変化する。
 中之島大橋も手すりが更新されて渡れるようになり、潮干狩りの開始に間に合わせられた。橋のところの駐車場とトイレも綺麗になっており見違えるようである。商業施設前には噴水も用意されており、夏には小さい子どもたちが楽しむことだろう。晴れていれば春分の日と秋分の日にダイヤモンド富士を見ながら食事が出来るロケーションは素晴らしいと思うが、この日は雨で対岸の夜景も見られなかった。
▲舵輪
▲HARBOR NICE DAY
▲鳥居崎倶楽部
 路線バスに乗って来たので、さっそく店に入って美味しい麦酒を味わい、地元の牡蛎や寿司などを味わう。開業したばかりなのでアクアコインの取扱に慣れていなかったりしているが、木更津市にまた人が集まる施設が出来たことが嬉しくなった。
 今週末で蔓延防止等重点措置が終了するので営業時間も延長されるようだ。他市の議員からも注目が集まる施設なので、年度が替わったら研修会を開催しようかと考えている。
 これを契機にみなと口の賑わいが戻ることを期待しながら今回の報告としたい。