感染が急拡大する
2022/07/18記
 昨日は日曜日であったので市役所による感染者数の発表はなかったが今朝の新聞を読んだところ新規の感染者数は2月10日に記録した120人に迫る118人であったことを知った。木更津市における人口10万人当たり一週間感染者数を求めると368.1となり、下図に示すように2月10日に記録したピークである461.5を一直線に目指しているように見える。
 
 グラフの上昇角度は1月の拡大時期を上回っており、数日以内に過去最高を記録するのではと心配になるほどだ。
 
 全国的に第7波による感染拡大は顕著で、国内累計感染者数は今月14日に1千万人を超えた。世界で13ヶ国目である。因みにこの13ヶ国にはG7からカナダ以外の6ヶ国、BRIC'sからは中国以外の3ヶ国が名を連ね、他は韓国・トルコ・スペイン・ベトナムであった。経済が活発な国で感染者が多いのは経済活動に伴う人の往来が激しいことも一因だと思うが、検査や医療態勢が整って実態を把握できているためだと思う。
 日本より人口が多いメキシコ・インドネシアをいつの間にか抜いてしまったようだし、同じく人口が日本を上回るバングラデシュ(約200万人)・パキスタン(約155万人)・ナイジェリア(約26万人)を遙かに凌駕する値となった。今回日本国内で感染が広がっているのは「オミクロン株-BA.5」であるが検査態勢のない国でも同じように進む変異が、いつかは世界的な流行になる可能性が否定できないことを考えると、インフルエンザのように完全な制圧は出来ないと諦め共存して行くしか無いのであろう。
 なお、既に「オミクロン株-BA.5」の感染が下火になったポルトガルでは特別な体勢を執ることなく時間の経過でピークアウトを迎えたようだ。日本でも秋には収まると信じながら、今後の推移を注視していきたい。
 
 木更津市における今月の761人となり今年5月や昨年8月を抜いて月別で暫定5位と成った。このペースでは今年の1月や4月を上回り、累計約1400人で3位に成るものと推察される。
 
 
 房総半島でも11日から昨日までの6日間で3390人の新たな感染者が報告され、前の7日間の1611人と比較すると1日当たりでは145%の増加となった。
市名 感染者数 町村名 感染者数
1 館山市 2094→2164 +70 1 九十九里町 674→691 +17
2 木更津市 9092→9562 +470 2 芝山町 336→358 +22
3 茂原市 4794→4990 +196 3 横芝光町 1165→1275 +110
4 東金市 3584→3763 +179 4 一宮町 770→795 +25
5 勝浦市 720→756 +36 5 睦沢町 243→254 +11
6 市原市 18194→19138 +944 6 長生村 711→736 +25
7 鴨川市 1443→1498 +55 7 白子町 395→409 +14
8 君津市 4608→4888 +280 8 長柄町 299→311 +12
9 富津市 2146→2322 +176 9 長南町 327→351 +24
10 袖ケ浦市 4517→4823 +306 10 大多喜町 216→228 +12
11 南房総市 1245→1315 +70 11 御宿町 268→294 +26
12 山武市 2672→2781 +109 12 鋸南町 249→255 +6
13 いすみ市 1482→1581 +99
14 大網白里市 2972→3068 +96
市計 58563→61649 +3086 町村計 5653→5957 +304
房総半島合計 65216→68606 +3390
 
 地域別の人口10万人当たり一週間感染者数は先月下旬に底を打ち、今では全ての地域で急激に増加しており、木更津市より近隣三市や市原市で大きな値に成っている。
 
 
 房総半島の状況を第6波と比較すると、下図の通りである。
 
 既に近隣三市の値は全地域を通じて過去最大となり、この上昇ペースを考慮すると急に天井が来るとも思えず、前回の波の高さを凌駕する大波になるのではと心配になっている。
 
 今回は6日間に感染した470人の詳細データの整理はしていないので文末に一覧表も添付しないし世代別の分布も解らない。高齢者施設の集団感染だけでなく小中学校で学年閉鎖が行われたという話も聞く。木更津市の累計感染者数は9562人であるので今週末には1万人の大台を超えてくるものと想像される。既に14人に一人以上が感染しており、知人の中にも感染経験者が増えていることを実感する。
 
 今から振り返れば1945年の敗戦以降、1995年までは戦争だけでなく大きな感染症や大規模天災も無く、日本は高齢化比率も比較的小さいなかで人口ボーナスを受けた高度成長を満喫しバブルまで味わってしまった。貴重な時代だったと思わねばならない。
 今に至るまで戦争は回避しているが阪神淡路・東日本という大きな大震災や台風等による驚異的な水害被害を乗り越えて今回の感染症である。東海・東南海の海溝型地震や富士山噴火といった目前に迫る天災とともに何時終わるか解らない感染症が蔓延する中で人類が経験したことのない少子高齢化社会に入っていく。
 これからの日本の国家に訪れるダメージを如何に少なく抑えて不幸を回避するかが問われるのは我々政治に関わるものの想像力であるということを改めて感じながら、今回の記載を終える。