初当選を思い返す
2023/01/18記
 今年の統一地方選挙の市議会議員選挙は4月23日に実施されるので今から95日後である。16年前の今頃は東京電力富津火力発電所と東扇島火力発電所を結ぶ海底トンネル内のガス導管の仕事をしていたが、既に立候補を表明し各所に挨拶周りをしていたことを思い出す。仕事も2月9日で終わりにして約2ヶ月半の選挙戦を開始していたことを思えば、今回もスロースタートである。
 私だけでなく平成19年組の同期の多くが年末までには立候補を表明し、看板を立てていたものも少なくなかったが、今回の選挙に際して新人の動きは今に至るまで僅かしか耳にしない。ここに記載するのは自粛するが、何名かの議員が引退を表明しており、既に辞職してる平野元議員の分も含めると議席に穴が空きそうな状況である。激戦になると候補者としては厳しい話になるが無風なのも投票率の低下を招きそうで好ましくない。木更津市なので無投票はないと思うが、議員としての資質と品格に疑問があるような者が僅かな票で受かるような事態は避けたいと思う。
 
 さて16年前を思い出したついでに当選者を当時の年齢順に整理したものが下表である。現職の後に()で示した年齢は当時の年齢に16を加えた本年4月での年齢である。
No 氏名 当選後の期数 当時の年齢 備考
1 近藤  忍 1 43 現職(59歳)
2 高橋  浩 2 44 2009年より県議
3 岡田 貴志 1 45 2019年に引退
4 平野 卓義 1 48 2022年に辞職
5 白坂 英義 2 49 現職(65歳)
6 大野 俊幸 5 49 現職(65歳)
7 篠崎 哲也 1 49 2019年に引退
8 鶴岡 大治 1 50 現職(66歳)
9 大村 富良 2 52 現職(68歳)
10 齋藤 高根 1 52 現職(68歳)
11 山形 誠子 5 52 2011年に引退
12 野田 芳久 4 55 2011年に引退
13 住ノ江雄次 4 55 2019年に引退
14 三上 和俊 8 56 現職(72歳)
15 高橋てる子 1 56 現職(72歳)
16 佐藤多美男 7 58 2019年に引退
17 國吉 俊夫 1 58 現職(74歳)
18 岡田 嘉彦 3 59 2015年に引退
19 石井 量夫 5 59 2010年に死去
20 平野 秀樹 4 63 2011年に引退
21 清水 宗一 4 63 2015年に引退
22 前田 清治 8 63 2011年に引退
23 橋口 武信 2 63 2011年に引退
24 荻野 一男 3 65 2015年に引退
25 石井  勝 4 66 現職(82歳)
26 滝口 敏夫 5 67 2019年に引退
27 西  勝義 4 68 2011年に引退
28 後藤  秀 7 70 2019年に引退
 16年前に当選した28人のうち現職の市議会議員として残っている者は10人である。このうちの何人かは今春の選挙には立候補しないと聞く。当時を知る者は更に少なくなっていく。
 また私が当時最年少であった新人議員の頃に遙か年上だと感じていた佐藤多美男元議員より今年の私の方が年上になっているという事実にも驚かされる。今回の選挙で当選した議員は私のことを岡田としひこ議員や石井量夫議員と同じように見るのかと思うと不思議な感じがする。
 その石井量夫議員は在職中の2010年4月に亡くなられ、引退された議員のうち数名は鬼籍に入られてしまった。感染症の影響もあり葬儀に参列できなかった事例もあり、見送ることの出来ない寂しさも感じたものである。
 
 16年前の最高年齢は後藤議員の70歳であった。私も11年後にはその年に達してしまい、仮に議員を続けることが出来たら8期目の選挙は71歳だということにも年月の流れを感じる。
 そんな年齢のことを考えながら、今回の選挙後に市議会議員の平均年齢は何歳になるのだろうかと思いながら今回の記載を終えることにしたい。