県議選挙が終わる
2023/04/10記
 昨日は統一地方選挙の前半戦である県知事や県議会議員、政令指定都市の市長及び市議会議員の投票日であった。その全てが行われる相模原市では市の職員が大変だったろうと思うが、それは本日の本題ではないので割愛する。
 私は午後8時前に選挙準備作業を切り上げて食事や入浴を済ませ、午後10時から千葉テレビで放送される開票速報を注視していた。幾つかの市では開票結果が出ていない中であったが君津市と富津市では早々に確定投票が発表された。なお木更津市と袖ケ浦市は無投票であったので、かずさ四市では南の2市しか盛り上がっていない状況であった。
 今回の選挙では、個人的に16年前に互いに市議会議員になった頃からの友人であり、同期で議長も務めた渡辺務候補の当選に喜ぶとともに、想定外の結果になった君津市に驚かされていた。
 先ずは選挙結果は下記の通りである。
 
君津市     富津市 
川名ひろあき 現職 8,576 渡辺つとむ 新人 9,131
すなが和良 新人 8,339 吉本みつる 現職 6,878
平田えつ子 現職 8,093
船田けんじ 新人 2,364
無効票 359 無効票 175
合計 27,731 合計 16,184
 
 上表のお名前はポスターに掲載されている通称認定を受けた通りの記載であり、平仮名を使うことが一般的になっていると感じるが、その話題は別にして今回の選挙結果を振り返りたい。
 双方の市とも定数の倍の議員が立候補し、双方の市で新人の当選が見られた。特に君津市では組合票を抑えている君津高等学校の後輩でもある平田えつ子は現職の石井君津市長の後継的な位置付けでもあり、まさか落選になるとは思わなかった。新人で当選したすなが候補は現職の川名県議を批判していたので、当選後は何処の会派に属してどの様な活動を行うのだろうか。
 
 富津市では現職であった吉本県議は人徳もあり失政もないので渡辺議員にはなぜ立候補する必要があるのかと昨年のうちに聞いたことがあるが、市議会と県議会の距離感や県議会で所属している会派の問題など当事者でなければ解らない諸課題が多くあって断腸の結果だったと思う。選挙戦では多くの市議が現職を応援する中で少数の渡辺応援団の市議は辛い選挙戦を戦い抜いたことだと思う。公約の通りに「これから」を期待し、高橋市長とともに広域行政の一翼を担う富津市が元気になる事を期待する。
 
 今回の結果では両方の市議会の中でも混乱が続くものとと心配するが、先の君津市長選挙のように試合終了後はノーサイドで双方とも協力し合い、人口減少が著しい両市の将来に明るい絵を描き、力強く復活して欲しいと考えている。
 他にも気になったのは、この日に当選した9人の道府県知事のうち、北海道(42)・大阪府(47)・島根県(53)・徳島県(53)・奈良県(54)の5道府県知事がカッコ内に記載したように私より若く、神奈川・福井・鳥取・大分の4県しか年長でなかった事である。地方では担い手不足といわれている知事を含む政治家も若手の進出によって希望の職種に成ればと願っているのである。
 ともあれ今回の選挙で教訓になったのは、選挙は想定外の事が生じるので、私も気を引き締めて統一地方選挙後半戦の戦いを行わねばならないと考えていることである。従ってHPを更新する時間を選挙準備に回すため、今回はここまで終了する。