木更津の経緯整理 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2023/07/26記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
今日から視察に行き前に、木更津駐屯地におけるオスプレイに関することを時系列的に整理しておきたいと思ったのが朝の5時であった。急いで着替えて事務所に向かい作業を開始した。 1.定期機体整備 2015年10月30日 防衛省が木更津で整備をする旨を発表 2015年11月05日 防衛省より市と議会に対し説明 2015年12月15日 議会として要望書の可決(12月22日提出) 2016年09月26日 議会として要望書の可決(09月30日提出) 2016年10月19日 実機による騒音測定 2017年01月30日 整備の初号機が木更津に到着 2017年02月01日 定期機体整備が開始される 2017年08月31日 議会として要望書の可決(09月04日提出) 2018年06月27日 議会として要望書の可決(07月09日提出) 定期機体整備については今日まで10機が搬入され7機が整備を終えて沖縄に帰っていった。その状況は下表の通りである。 |
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8番目以降の滞在日数は2023年7月26日までの値で、整備には450日以上の日数を要していることが解る。昨日発表されたクラッチの構造的な問題は整備において解決されているのか不明であり、今後はその改良も行われるとなると日数は伸び、木更津に置かれる数は増えてくるものと思われる。現に自衛隊機の整備も増加される事を前提に新たな整備用格納庫が建設中である。 2.暫定配備 2019年05月24日 市と議会に対し暫定配備要望 2019年06月15日 地元説明会の開始(〜8月3日まで15回) 2019年08月02日 議会として要望書の可決(08月09日提出) 2019年12月18日 議会として意見書の可決(12月19日提出) 2020年02月14日 北関東防衛局と市が合意書を取り交わす 2020年06月19日 木更津駐屯地に関する協議会の開催 2020年07月10日 初号機飛来:暫定配備の開始 2020年08月23日 地元住民にV-22の当面の運用を説明 2020年08月27日 議会として要望書の可決(08月28日提出) 2021年10月19日 木更津駐屯地に関する協議会の開催 2021年11月25日 議会として要望書の可決 2022年09月22日 議会として要望書の可決(10月07日提出) 2022年10月24日 木更津駐屯地に関する協議会の開催 〜 (以降省略) 2025年07月09日 約束の5年が終了 日本が米国から調達を約束した17機のうち、既に木更津基地には14機が飛来し、先週までは連日のように訓練を重ねていた。 3.佐賀空港の状況 2014年07月 防衛大臣から知事に配備要請 2015年10月 海兵隊の利用を取り下げ自衛隊のみに変更 2017年07月 佐賀県議会が容認決議 2017年12月 佐賀市議会が容認決議 2018年08月 佐賀県が合意事項を確認し受け入れ表明 2022年11月 県と漁協が公害防止協定の見直しを決定 2023年02月 佐賀市が合意事項を確認し受け入れ表明 2023年05月 防衛省が佐賀漁協から駐屯地用地を購入 2023年06月 駐屯地整備工事に着手 佐賀から帰ってきたので定期機体整備と暫定配備に関する日程を追加するとともに、防衛省の資料を元に佐賀空港の状況も整理した。改めて読んでみると佐賀で進める予定であったが行き詰まり木更津に緊急避難してきたことが解る過去の日程である。 佐賀では工事の差し止めを求める住民も居るようだが、木更津の立場としてしては行く先を佐賀に限定するのではなく、防衛省の責任において暫定期間の5年を守ってもらいたいという従来の立場に変更はない。7月30日の追記もここまでとしたい。 |