富津の選挙が過ぎ
2024/04/24記
 21日投開票の富津市議会議員選挙には青年会議所の先輩と後輩2人の合計3人が立候補し、私は年が近く災害ボランティア議員連盟でも一緒に活動してきた高木一彦元議員の応援演説などを行ったが今回も当選圏に届くことが無く苦杯を舐めることになった。
 一方、立候補した5名の新人は全て当選を果たすことになった。昨年選挙があった木更津市や君津市でも現職の壁に跳ね返された新人候補が居たのであるが、富津の新人は見事であった。これら3市の新人に限って得票順に整理すると下表となる。
候補者

2023.4.23 2023.9.24 2024.4.21
木更津 君 津 富 津
1 吾津松太郎 45 2,729
2 安藤 順子 56 2,141
3 吉田眞希人 30 2,075
4 松井 晃治 47 1,870
5 斉藤 秀樹 59 1,667
6 三原 弘嗣 39 1,641
7 小倉 広紀 38 1,606
8 平野 寛明 42 1,487
9 丸 優子 66 1,288
10 重信 文彦 52 1,266
11 満武 琢也 32 1,227
12 富井 碧 42 1,216
13 天笠 等 67 1,190
14 大滝 浩介 43 976
15 四宮 安彦 52 972
16 林 祥子 38 887
17 白井 義男 63 846
18 藤田 真澄 48 768
19 荒井 輝久 72 630
20 川津多計美 70 455
21 佐々木次郎 74 278
22 村上洋一郎 47 220
 
 3市で22人の新人が立候補して19人が当選している。当選した新人議員の当選時点の年齢の平均は49.0歳であり、年齢順に並べて整理したものが下表である。
当選者
2023.4.23 2023.9.24 2024.4.21 年代別
人数
木更津 君 津 富 津
1 吉田眞希人 30 2,075 5
2 満武 琢也 32 1,227
3 小倉 広紀 38 1,606
4 林 祥子 38 887
5 三原 弘嗣 39 1,641
6 平野 寛明 42 1,487 6
7 富井 碧 42 1,216
8 大滝 浩介 43 976
9 吾津松太郎 45 2,729
10 松井 晃治 47 1,870
11 藤田 真澄 48 768
12 重信 文彦 52 1,266 4
13 四宮 安彦 52 972
14 安藤 順子 56 2,141
15 斉藤 秀樹 59 1,667
16 白井 義男 63 846 3
17 丸 優子 66 1,288
18 天笠 等 67 1,190
19 荒井 輝久 72 630 1
新人議員の数 7 7 5 19
議員定数 24 22 16 62
新人議員の比率 29.2% 31.8% 31.3% 30.6%
 
 各市の新人議員比率は上表に計算の通りであるが大きな差がないことが解る。議員の30.6%という少なくない比率が新人議員になっているので袖ケ浦市の選挙が終わったら四市合同で新人議員を対象に広域行政の研修会を行うべきだろう。
 さらに60歳未満が15人であることを考えると(既に木更津市の齊藤秀樹議員は還暦を超えているが)鶴岡現木更津市議会議長が15年くらい前に提案したようなU-60会議を開催し、若者の目線による議会の在り方を議論する場を設けても良いだろう。ただしこの場合は富津市の新人の3/5が対象外に成ることが問題である。
 女性議員は5人なので当選者の26.3%である。政治に挑戦する女性が増えないことには女性議員の数は増えないのであるが、その点でこの値は有る程度評価できるものである。しかし女性が半数に近づく日はまだまだ遠そうである。
 
 富津市の選挙に先立ち福原議員が引退した結果、今回の最多当選議員は平野明彦議員の7期目と成り、次いで石井志郎議員の6期目であるが、次は平野英男議員の4期目が一人だけで、5期目はなく、3期目以下が新人を含めて13人の議会となる。富津市議会で私より議員歴が長い方は2人だけとなり、ここでも私がベテラン化していることを改めて実感するのである。
 来月には臨時議会が開催され正副議長や出向議員が決まることになるだろう。かずさ水道広域連合企業団議会の2人が誰になるか気になるところであるが、期数の少ない議員が積極的に発言してもらうことも期待したい。広域議会だけでなく富津市議会で独自に新しい取組を始めた場合は互いに切磋琢磨して市民のためになる議会を目指していけると考えている。
 富津の選挙が過ぎて、次の展開を期待しながら取り留めのないことを記載した次第である。