新人議員奮起せよ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2024/09/13記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
今定例会における重信議員の一般質問をもって今期7人の新人議員は全て質問を行ったこととなる。内容の是非は別にして、議場に立つということの意味は議員として選ばれた以上、大きいことであると思う。しかしながら単に回数を重ねることを目的として質問を行い、他の議員から「前に他の議員が聞いて答弁が有っただろう」とか「毎回同じことで進展がないな」とか「議場の全員が知るべき内容ではなく直接担当者に聞けば済むことだろう」とか思われることの無いように、新人だけでなく中堅ベテランも含んだ全議員が考えるべきであるとも感じている。 そして昨日まで常任委員会の審査と委員会協議会が行われ、全ての会議を傍聴しながら気が付いたことは新人議員の質問が少ないということである。中には一度も挙手もせず議事録に残らない議員もいた。経験の差は簡単には埋められないが知識の差は勉強によって埋めることができるので事前に調べて、それでも解らないことが有れば委員会で恥をかかない程度に職員に勘違いしていないか事前に確認することも出来るだろうと考える。期数を重ねた議員は他市の取り組み状況や国の方向性などを調べてから質疑に望んでいた者も多い。市民を代表して苦言を申すことが重要だと体現している者もいる。その背中を見て成長していただくことが最終的には市民のためになると考える。新人議員には一層の奮起を促したいところである。 とはいえ来週から始まる決算審査委員会には我が会派の吉田議員を除く6人の新人が審査に臨むことになる。事前に配布される資料は下表に示すようにA4で1,275頁に達するもので、読みなれていない新人議員には多くの言葉が調べなければ理解できず、読み進めることも難しいことは過去に経験しているから良く解る。 |
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本来であれば常任委員会と決算審査特別委員会の双方を勉強せねばならないと思うが、今回は少し多めに見てあげようと思う。なお、吉田議員については経験値を高めるために参加させようかと考えたが我が会派枠の4人中3人を新人にすることは避けようと考えたためであることは付け加えておく。 質問については日常の気付きから行う視点も重要であるが、行政の目的として如何か、費用対効果は適切か、事業規模や対象者は過不足無いか、他市の事例と比べてどうか、などを熟慮し、改善点や新規の取り組みなどを提示できるようになることを期待したい。こう書くと圧力にしかならないが、間違えていても新人成りに勉強してきたということは見ていて解るから、この週末しっかりと勉強して体調を整え委員会に望んでいただきたいと外野に回る私は思う。そういえば常任委員会で適切な発言を行っていた議員の多くが決算に出ないことに気が付いた。私を含め余力が有ったのだろうと思いながら今回の記事を終える。 |