喪中の正月で悩む | |
2024/12/09記 | |
昨日ホームセンターにカーペットピンやビスなどのリフォーム資材を購入に行くと入口に多くの正月飾りやお餅が山積みになっていた。師走に入ったから準備せねばと思ったが、よく考えてみると父が亡くなって最初の正月である。喪中なので新年の寿ぎも伝えない中で何をすべきか、辞めねばならぬのか調べてみた。 四十九日が過ぎるまでは忌中に当たるので多くのことは控えることが普通である。その仏教的な考え方を神道行事である正月にどの程度適用することが良いのかと思うが、冠婚葬祭業者のHPでは一般的には次のようにすべきだと表現されていた。 1.年賀状は出さない。 2.正月飾りはしない。 3.おせち料理は食べない。 4.神社への初詣は基本的には控える。 5.仏教寺院への参拝は問題ない。 6.年越しそばや雑煮は食べても問題ない。 7.お歳暮のやり取りやお年玉は問題ない。 これがキリスト教だと「死」は神の国へ行く喜ばしいことであり「穢れ」とは捉えていないので喪に服すという考え方はないようだ。仏教でも浄土真宗では人が亡くなると既に成仏し極楽浄土へ旅立つので、故人の死を悼む必要はないとされているようだ。宗教や宗派によって喪中が有ったり無かったりするようである。 神社本庁のHPでは50日を過ぎれば忌中が明けるので神社への参拝は問題ないとされている。そもそも初詣以前に房総酒パーティの日には八剱八幡神社に参拝しているし、4月27日に四十九日法要を終えた翌月の5月4日に遠州一宮の小国神社に参拝していた。今更初詣だけ遠慮するのも如何なものかと自らを整理する。 毎年親族が集まる行事も「新年を祝う会」ではなく「故人を偲ぶ会」として開催するなら問題ないとか、様々なアドバイスがネット空間に出されているが、常識の範疇での社交活動を停止してしまうことは私の仕事上望ましいことではないので四十九日以降は基本的に日常を取り返している。 そんな中でも神棚のお札を新しいものにすべきかとか、正月飾りは控えても庭のお稲荷さんへのお供え(お餅)はやるべきではないかとか悩む日々である。どうせ正解はないのだから自分の信じるようにやることが正しい、とは吹っ切れずに悩みながら年末を迎えているのである。つまり私が間違えた対応をしていると思っても多めに見てね、という意味で今回の記載をしているのである。 |