女性活躍を考える
2025/04/09記
 昨日は議員会による令和7年度職員紹介があり課長級以上の職員83人が紹介された。女性職員の登用も進み、下表のように部長級14人中2人、次長・課長級69人中22人が女性であった。
部署 部長 課長等 集計
男計 女計 小計 女性比率
総務部 1 6 2 7 2 9 22.2%
企画部 1 4 5 0 5 0.0%
財務部 1 2 2 3 2 5 40.0%
資産管理部 1 3 4 0 4 0.0%
市民協働部 1 2 1 2 2 4 50.0%
健康づくり部 1 2 1 3 1 4 25.0%
こども未来部 1 2 2 2 3 5 60.0%
福祉部 1 2 3 3 3 6 50.0%
環境部 1 2 1 3 1 4 25.0%
経済部 1 3 1 4 1 5 20.0%
都市整備部 1 7 1 8 1 9 11.1%
消防本部 1 5 6 0 6 0.0%
教育部 1 4 6 5 6 11 54.5%
諸局※ 1 3 2 4 2 6 33.3%
12 2 47 22 59 24 83 28.9%
 管理職全体では83人中24人、28.9%が女性という状況は令和5年の国家公務員の本省の課室長の4倍を超え良い傾向であるが市民協働部・こども未来部・福祉部及び教育部に人材が偏り、企画部・資産管理部・消防本部に管理職の女性がいないのは残念である。なお企画部に移管されたシティプロモーション課と資産管理部の営繕課の昨年度までの課長は女性であったので今回はたまたま居ないと言えるが消防本部では創設以来女性幹部が就任した記憶が無いし、そもそも女性消防士の採用が最近の事である。力仕事が多い職場なのである程度は仕方がないが、救急救命士などでは女性比率が増えることで市民の安心感も増すと思う。
 なお上表で「諸局」と有るのは会計室・議会事務局・監査委員事務局・農業委員会事務局・選挙管理委員会事務局のことで議会事務局長だけが部長級という扱いに成っている。
 
 参考に木更津市議会では鈴木秀子議員が亡くなられて女性議員が一人減少したが、それでも23人中7人が女性で30.4%という比率と成り、市役所幹部職員の比率を若干上回っている。国会議員では2024年10月実施の衆議院総選挙の結果、衆議院の女性議員は73人となり比率は15.7%である。衆参両院に占める女性議員比率は19.0%なので本市は国会より女性進出が進んでいる。
 政府が目標として定める「2020年代の可能な限り早期に指導的地位に占める女性の割合30%程度」という値には市役所も市議会も概ね至っているということが出来るだろう。
 
 しかしながら会派別に比率を見ると下表のように我が羅針盤と自民クラブには女性議員がおらず、公明党の頑張りの結果という状況には問題意識を抱えている。
会派 小計 女性比率
羅針盤 7 0 7 0.0%
自民ク 4 0 4 0.0%
公明党 1 3 4 75.0%
新栄会 2 1 3 33.3%
諸派 2 3 5 60.0%
16 7 23 30.4%
 袖ケ浦市では私と同期議長である佐藤麗子議員のように自民党系の女性議員も居るので木更津市でも保守系女性議員が増えても良いとは考えるのであるが、積極的に発掘するような活動は行っていないのが正直なところである。
 来年の3月には木更津市長選挙があり、併せて市議補選が行われることになる。政治的な目的が同じ女性候補者が現れてくれることを願いながら今回の記載を終えたい。