縁日とラジオ体操
2025/08/25記
 自治会への加入率が低下している状況の一つに自治会の存在意義が解らないことが聞かれる。回覧板が回ってこなくても生活に影響ないしゴミステーションは出す日を守れば問題ない、程度に思っている人には意義は見えてこないだろう。
 回覧板には地域でのイベントや清掃活動、避難訓練などの情報が有るのだが、地域と関わりをもって余分な仕事を増やしたくないと思う人は、災害時の互助に向けた準備は想定出来ないし、避難所ではそのような人ほどクレーマーに成って大変だと聞く。
 ゴミステーションで鳥獣等が散乱させたものを片付けることや、カラス防止のネットなどは誰かがやるもので自分は関係ないと思うのだろうし、火災や災害の場合は行政の消防署で全てが足りると信じているのだろうか。そんなことは考えてもいないというのが現状なのだろうと推察する。
 
 そんな中でも自治会の見える化の一つとして、江川区では昨年から8月末の日曜日に地域の子どもを対象としたミニ縁日を開始した。江川の区費を使用するので区民の子どもたちは5回の券を一人につき1枚を無料で渡し、区民以外には250円で販売した。
 庭ではスーパーボールやヨーヨー釣りなどの水のゲーム、集会所の中では射的、輪投げ、千本釣り、ガチャガチャ、福引などが用意され、5枚で足りない子どもたちは券の追加購入をしていたので正確な来場者数は解らないが、少なくとも百人を超える子どもが来たようだ。
 消防署も賑やかしに協力していただき、高柳出張所の消防車展示と子ども消防車による放水体験が出来るようにしていたが、救急救命の経験がある消防署員が近くに居ることで熱中症の発生リスクは大きく下がっていただろう。火災発生時の対応として非番の職員も来ていただいたようで、暑い中の屋外に長時間制服で居続けてくれたことは大変であったと思う。感謝したい。
 少年野球チームである岩根フェニックスはストラックアウトを設営して無料で楽しませていた。チームの子どもたちが楽しんでいるところも多かったが、縁日が賑やかに成ることに大きく貢献していただくとともに縁日にもスタッフとして参加していただいたことに感謝する。
 
 ゲームの数が多くなれば担当者が増えてスタッフが多く必要になる。今回も新堀区長が多くの団体と交渉して30人を超えるボランティアで運営された。翌年の運営に向けて来週は反省会を開催し参加者の慰労と来年への改善点を検討する予定であるが残念ながら私は出席できない。
 縁日を単純に楽しんでいた父兄が人とのつながりが増えることで将来的には居住地の自治会へ加入していただければ良いし、更には消防団への加入も進むことを期待したいと思う。その様なPRをもう少し前面に出しても良かったのかなと思っている。
 
 江川区では日曜日の夕方に縁日を行ったのであるが、岩根西まちづくり協議会では7月20日から8月24日までの36日間に5つの会場でラジオ体操を行い地域の交流を進めてきた。
 私も山に行った2日間、雨と寝過ごした各1日の合計4日を除く32日間で各会場を回り状況を見続けたが、岩根西中会場のように近くに開発行為で建築された新しい家の親子が大勢参加してきていたように、決して地域との扉を閉めている状況ではないことが頼もしく思えた。来年以降は設営する側に回ってくれればとも願う。
 
 同じく岩根西まちづくり協議会で連を作り、やっさいもっさいへ参加するなど入口は数多く供給している。この地域に新たに転入してきた住民が、ここを故郷だと感じることが出来て愛着を持ち、子どもが大きくなっても転出することなく、この地で次世代が継承されるようになればと願っている。
 現実の自治会加入率は向上しないし、PTAの役員に成りたいと思う人が少ないことは理解しているが、多くの人に理解して欲しく、夏の終わりが近づく中で今回の記事を書いた次第である。