| 富山市を散歩する | |||||||
| 2025/11/02記 | |||||||
| 先週の木曜日に交通政策特別委員会で富山市役所へ行政視察に出かけた。視察は13時半から概ね1時間半程度であり15時に終了となった。視察日程は翌日の群馬大学に立ち寄る乗り換えが大変なので前橋まで移動することも可能であるが、行政視察を受け入れていただいた都市には可能であれば宿泊して経済活性化に僅かでも寄与することが暗黙の了解なのでこの日は富山市に宿泊するのである。 市役所とホテルは徒歩数分の距離であるから多くの議員は午後3時過ぎからホテルで休憩をとりながら渡された資料の見直しや翌日の予習などをしているのだろうが、私は日没まで2時間も時間が有るし、初冠雪で美しく着飾った立山連峰が青空の元にあるという奇跡の状況を無にしないためにも散歩に出ることを選択した。 富山市はニューヨーク・タイムズが「2025年に行くべき52カ所」に選ばれたというだけでなく、2008年にスターバックス社内コンテストである「ストアデザインアワード」で最優秀賞を受賞したことから、世界一美しいと言われるスタバも富山環水公園にあるなど美しい風景には定評がある。因みにスタバについては2010年に福岡大濠公園店、2011年に太宰府天満宮表参道店も受賞しているのだが、日本で最初の「世界一」なので印象が強いのである。 富山環水公園は富山駅から近いが需要が多いため「グリーンスローモビリティ」のBoule BaaS(ブールバース)を本格導入したとその前の行政視察の中で説明を受けていたので、ついでにその車両の見学も出来るかと期待して向かったのであるが、現地で調べてみると土日祝祭日だけの運行であった。それでも街中に設けられた親水空間は見事であった。 |
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| 富山駅の北側にある環水公園から再び富山駅まで戻り、ここからはLRTに乗って西町まで移動し、閉館まで1時間を切った富山市ガラス美術館を見学する。国立競技場も設計した隈研吾氏の建築作品で、内部の造詣が世界的にも注目を集めており、館内には多くの外国人観光客が建物とガラス美術品を見学していた。 この建築物は美術館だけでなく市立図書館も兼ね備えており、美術館の部分だけは有料であるが入館料は200円に過ぎず、多くの場所が公共に開放されていることが贅沢であり、個人的に感動させられる。現在設計中の吾妻の文化芸術施設も図書館機能が分散されて配置されるのでこの建築物に似ている形態に成ると気付く。時間が有れば図書館の様子も体験したかったのであるが限られた時間の中なので調査は諦めた。 |
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| 美術館は4階と6階の2箇所が開設されており、6階の展示物はフラッシュ等の光源を使用しなければ撮影可能ということであり現代ガラス作家の巨匠デイル・チフーリ(Dale
Chihuly)氏による空間芸術作品を満喫し、撮影させていただいたが、撮影を許可する姿勢にも好感が持てる。作品の解説を読む時間が無いことが残念だと思いながら閉館前に退出し近くの富山城で日没を迎える。 富山城は廃藩置県で廃城となり本丸御殿は県庁舎として利用されていたが1899年に焼失した。先の大戦で富山市が空襲を受けて一面も焼け野原となる中、1954年に復興事業として開催された富山大産業博覧会の開催に併せ鉄筋コンクリーで再建した城型の博物館である。知り彦根城や犬山城などの現存天守を参考に設計されたので元の富山城とは違うものに成っていると思われる。それでも戦後の天守閣債権の先駆けとなったものなので、建築から半世紀が経過した平成16年(2004年)には国の登録文化財に指定されていたことに驚かされた。 木更津でも真武根陣屋や真里谷城を復元して使い続ければ、それは22世紀までに文化財に成るのだろうかと考えていた。 |
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| 日没後に再び市役所に行き展望台に上ったが薄く雲が出てきて立山連峰は霞んでいた。噴水を見てから駅の土産物屋に行くが、考えてみれば翌週にも富山から能登の周辺へ車で来るので何も買わなくても良いと思い、懇親会場に戻って散歩を終えた。それでも歩数は1万4千歩を超えて心地よく疲れており、最初のビールが美味しかった。 | |||||||